◆第86回皐月賞・G1(4月19日、中山競馬場・芝2000メートル)

 今年の皐月賞は抜けた馬がいない印象で、どこからでも入れそうなメンバーだ。なかでも、マテンロウゲイル(牡3歳、栗東・野中賢二厩舎、父エピファネイア)に期待している。

 デビューからの2戦は2着だったが、上がり3ハロンはともに最速の数字。3戦目の未勝利戦を勝ったあとは、皐月賞と同じ舞台の京成杯を選択した。勝ち馬の決め手には屈したものの、機動力を身につけての2着で成長を示した一戦だった。

 そして前走の若葉S(皐月賞トライアル)は、レースラップのラスト3ハロンが全て11秒5という瞬発力勝負に対応し、2馬身差の完勝。時計の1分58秒5も、レース史上最速のもの。ここまでどんなレースでも結果が出ているのは、非凡な競馬センスの表れだろう。野中調教師も「勝負どころでのズブさもあった馬だが、前走では自分でハミを取っていた」と成長を感じている。1週前追い切りも文句なしで、上位争いに加わってくるだろう。(山下 優)

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