元マネジャーなどに暴行した罪に問われているタレント「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ被告の初公判(戸苅左近裁判官)が23日、東京地裁で行われ、起訴内容の一部を否認した。

 デヴィ被告は、起訴内容について首をかしげる様子もあったが、弁護人は「記憶が曖昧なところがありますが、積極的に否認する趣旨ではありません」とおおむね認めた。

 検察側の冒頭陳述では、2つの容疑のうち、昨年10月28日に起きた暴行容疑は、東京・渋谷区の動物病院で発生したと説明。愛犬の容態が急変し、死んだことに激高、当時のマネジャーがデヴィ被告をなだめようとしたところ、胸腹部を殴ったり、すねを数回蹴ったりなどしたと読み上げられた。

 容疑についてデヴィ被告は「記憶ありません」と答え、「体は触ってない。Bさん(マネジャー)から羽交い締めにされたときに手で振り払った」と否認。当時激高した理由については、愛犬の延命処置の方法の説明を求めるためとし、4本の足に点滴、口には大きな管を通された愛犬の姿にショックを受けたという。いつもは丁寧に説明をしてくれる獣医であることから「獣医が管を引き抜いた時に血が噴き出したんです。私はギョっとしました。『あんなに小さな体に管をどうして入れるんだ』と身を乗り出した」と状況を語った。

 蹴ったことについても「帰ろうとしても(Bさんが警察の到着を待ち)お地蔵さんのように動かなくて、両手に(遺体の)犬を抱いていたので、足でドアの方向を示しただけ」とキッパリと否認した。

 2件の容疑について、「年甲斐もなく、もっと理性、自制心を持たないといけなかったと反省しています」と陳謝。「暴行容疑という恐ろしいタイトルに自分が置かれているのが、不思議な気分」と強気な姿勢も見せたが、「ただ、私の身から出たサビだと反省している」とうつむく一幕も見られた。

 次回公判は9月8日13時30分から同所で行われる。

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