◆第30回さきたま杯・Jpn1(6月24日、浦和競馬場・ダート1400メートル・稍重)

 上半期の古馬短距離王決定戦、第30回さきたま杯・Jpn1は24日、浦和競馬場のダート1400メートルで12頭(JRA5頭、南関東5頭、他地区2頭)によって争われ、2番人気のロードフォンス(横山和)が最後の直線で早めに抜け出し、初のJpn1制覇を果たした。1番人気のウィルソンテソーロが追い込んで2着、8番人気で大井所属のイグザルトが地方馬最先着の3着だった。

 初の浦和コースをものともせず、ロードフォンスが待望のJpn1タイトルをつかんだ。

 横山和の完璧なエスコートが光った。シャマルとベストグリーンの激しいハナ争いに加わらず、離れた3番手を追走。3角から徐々に差を詰め、直線入り口でゴーサインにしっかり反応。一気に抜け出し、外から迫るウィルソンテソーロを1馬身半差退けた。ゴールの瞬間、右手を突き上げた鞍上は「浦和の1400メートルなのでしっかり出してハナを取るつもりでもと思ったが2頭が主張してきたので、そこからしっかり折り合いをつけました。コーナーで少し怪しかったけど、よく辛抱してくれました」と笑顔で振り返った。

 安田調教師は「調教助手時代に携わったロードカナロア産駒で勝てて涙が出ました」と感慨ひとしお。今後について、「例年は秋の始動に備え、上半期に体力を使いきることを懸念してきたが、今年は勝負に出て頑張ってくれた。海外のブリーダーズCなども選択肢の一つとして考えていきたい」と実りの秋へ、さらなる高みを見据える。(松井 中央)

 ロードフォンス 父ロードカナロア、母オーシュペール(父ダイワメジャー)。栗東・安田翔伍厩舎所属の牡6歳。

北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産。通算22戦8勝(うち地方5戦2勝)。総獲得賞金は2億9257万2000円(うち地方1億3850万円)。主な勝ち鞍は、かきつばた記念・Jpn3(25年)。根岸S・G3(26年)。馬主は(株)ロードホースクラブ。

 

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