1次リーグでは今大会注目のスーパースターが軒並み活躍したが、決勝トーナメント(T)ではまた一段ギアが上がった。

 日本時間1日に決勝T1回戦が行われ、午前2時に行われたノルウェー(FIFAランク31位)とコートジボワール(同33位)の一戦は、ノルウェーが2―1で勝利。

“怪物“FWハーランドが決勝点を挙げた。同6時から行われたフランス(同3位)―スウェーデン(同38位)では、フランスの主将FWエムバペが今大会3度目の1試合2発で、16強に導いた。

 一足先に輝いたのは“怪物”だった。195センチの長身を誇るノルウェーFWハーランドは、序盤から積極的にゴールを狙いに行った。1―1の後半41分に味方のパスを左足で優しく押し込んだ。大会5得点目で、チームに決勝トーナメント初勝利を呼び込んだ。エースは「これがノルウェー全体にとってこれほど大きな意味を持つのかを目の当たりにするのはうれしい。ノルウェーを永遠に変えると思う。自分たちをちょっと特別に結びつけてくれるものだと感じるし、その光景を目にするのは、ただただ心を打たれる」と感慨に浸った。

 ノルウェーの“怪物”の活躍に、もう1人の“怪物”が黙っているわけがない。ハーランドを上回る活躍をFWエムバペが残した。

 今大会の優勝候補のフランスはスウェーデンに3―0で快勝。

エースは前半45分、ショートーコーナーの流れからエリア左でチャンスを作り、中に切り込みながらの右足シュートで先制。大会5得点ですぐにハーランドに並ぶと、2点リードの後半29分には味方のパスから再びゴールを奪った。

 エムバペはこれで今大会3度目の1試合2発。大会6得点でメッシ(アルンゼンチン)に並び得点ランクトップに躍り出た。通算得点も18に伸ばして、歴代最多のメッシに1点と肉薄。決勝Tで決めた通算ゴール数10はメッシ、ロナウド(ブラジル)の8を超え歴代トップとなった。

 圧倒的な実力でチームを引っ張る背番号10は「チーム全員が、ここで何をすべきか完璧に理解している。今日から新たな戦いが始まるが、良いプレーができた。序盤は少し消極的だったが、その後は試合にしっかり入り込んだ。もっと早く決められるチャンスもあったが、それもサッカーの一部。得点を挙げ、試合を支配することができた」と、手応えを示した。

 1次リーグも同じI組でしのぎを削った2人。

これまでお互い負けじと活躍し、不滅の記録とされる1958年にフォンテーヌ(フランス)が記録した、1大会最多13得点(6試合)も十分狙える位置にいる。決勝T2回戦は初めて別の日に登場予定。フランスは4日(日本時間5日)にドイツをPK戦で破ったパラグアイと対戦。ノルウェーは5日(日本時間6日)、日本に劇的な逆転勝利を収めた“王国”ブラジルと当たる。激しい得点王争いにも引き続き注目だ。

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