◆米大リーグ アスレチックス―ドジャース(30日、米カリフォルニア州サクラメント=サターヘルスパーク)

 ドジャースのM・ベッツ内野手(33)が30日(日本時間7月1日)、敵地・アスレチックス戦に「4番・遊撃」で先発出場。初回1死一、二塁で7試合連続安打となる先制の左前適時打をマークした。

この7試合で計9打点目と完全復活となっている。

 この日勝利すると、恩師のロバーツ監督が史上最速で監督通算1000勝に到達する。この日の試合前、「ロバーツ監督はどういう存在か」と聞かれたベッツは「うまく言葉が見つからないけど、彼は僕にとって単なる監督以上の存在」と明かした。

 指揮官のすごみを感じたのは「多分一緒にやって2年くらいたった頃」だったという。「シーズン中には本当にいろいろなことが起こるけど、その全てへの対応を見ていて感じた」と話したベッツは「毎年のようにけが人が出ているし、他のチームではなかなかないくらいの人数になる。それでも彼は変わらない。チームの調子が悪くても慌てたりしない。基本的には俺たちに任せてくれて、本当に必要だと感じた時だけ介入する。そして、その時の彼の言葉には重みがある。それに、コーチと選手という関係というより父親と息子たちのような関係なんだ。だからこそ、その言葉がより響くし、みんな本当に感謝している」とチームを代表して頭を下げた。

 ドジャースはスター軍団。

束ねるのは並大抵のことではないが「彼(ロバーツ監督)はむしろ(それぞれの)個性を受け入れていると思う。選手には闘争心を持っていてほしいし、自分らしくいてほしいと思っているんだと思う。それが俺たちらしさでもあるからね。でも同時に、勝つことが一番大事で、そのためには全員の力が必要だということもいつも伝えてくれる。『チームメートを応援しろ』『仲間のために行動しろ』といつも言っている。そして誰かが苦しい時には、必ず監督室に呼んで話をしてくれたり、その選手に必要なことをしてくれたりする。個性は歓迎しているが、エゴはちゃんとコントロールしてくれている」と4番は言った。

 「彼が今の立場にいるのは偶然ではないよ。いつも戦力がいいチームだからと言う人もいるけど、勝つのは簡単ではない。試合に勝つことも、正しい判断を下すことも難しいんだ。プレーオフの短期決戦でも、彼がどういう采配をしてきたかを見てきた。あのようなシリーズではたくさん決断をするというより、本当に重要な2つか3つの決断を正しく下すことが大切だ。

そして彼は、それが本当にうまい」とベッツ。クラブハウスの雰囲気にも変化があったといい「間違いなく変わったね。それもいい方向にね。以前が悪かったという意味ではないけど、俺が入団した頃は今ほどベテランの多いクラブハウスではなかった。だから彼も、僕たちに合わせて変化してきたんだと思う。以前よりも選手たちに任せる部分が増えたし、もともと放任主義だったわけではないけど、みんなでやってみようという姿勢が強くなった」と説明した。

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