SUPER EIGHT・安田章大と、女優・のんが2日、大阪・堺市のTOHOシネマズ鳳で、ダブル主演を務める映画「平行と垂直」(8月28日公開、小林聖太郎監督)のジャパンプレミア試写会に登場した。

 同作の脚本にほれ込んだ安田が、芸歴29年にして初めて映画の企画段階から参加した本作。

関西での舞台あいさつに安田は「落ち着きますね。やっぱり東京は一生懸命仕事せなあかん町ですからね。あとは地元はもちろん落ち着きますけど、関西弁を聞くと幸せですね」と笑顔。のんは「関西っていいですよね。熱い感じがする。人が温かいを通り越して熱さを感じて、みんな親戚みたいな気分になります」と笑った。

 自閉スペクトラム症の兄の大貴(安田)と、兄を幼い頃から支えてきた妹の希(のん)の兄妹が、希の結婚話をきっかけに、お互いのこれからとこれまでに向き合うことになる心あたたまるヒューマンドラマ。企画から関わる安田は「僕たちが一つひとつ丁寧に変わっていければ世界が変わるのかな、というふうに思っていたりして。だからこういうふうに一つひとつ自分が思うことを届けられたらなと思い作る形になりました」と思いを語った。

 のんは、今作のオファーに「生半可な気持ちではお受けできないなと思って、すごく自分がやっていいのだろうかって悩んだんですけど、この役を逃したらとても悔しいって思うに違いないと思って、飛び込みました」と出演経緯を明かした。二人で話し合って作り上げていくというより、自然にそこに大貴と希としていられたと話す二人。安田は「大貴が取り囲まれている皆様によって性格が出来上がるんだなというふうには思ったので、ASDの皆様と喋った後は何も不安もなく、考えることもなく、インして終わりました」とさらりと語った。

 最後のメッセージで安田は「まずは見ていただいて体験してください。僕たちがただ生きている時に起きていることが映されている映画です。ただの日常でございます。だからこそ微々たる成長しかしないし、大きく変化もしませんですけど、それが人生の上で一番手を取り合える近道だと思っています。僕たちが一番伝えたいメッセージは最後に一言、全員が全員あなたの味方だよ、ということです」と熱い呼びかけをした。

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