第61回北九州記念・G3(7月5日、小倉競馬場・芝1200メートル、ハンデ)に出走するデアヴェローチェ(牝3歳、栗東・上村洋行厩舎、父マテラスカイ)。唯一の3歳牝馬である同馬を5つのポイントからチェックする。

【戦歴】

 1400メートルで未勝利戦を勝ったあと、エルフィンSは5着、報知杯FRは4着と善戦していたが、もうひと押しが利かなかった。距離を1200メートルに詰めた2走前の1勝クラスをハナ差で差し切り、続く葵Sでは好位から抜け出し、後続の追い上げを封じて重賞制覇。スプリント戦への適性は高い。

 前走の葵Sはロスなく立ち回り、最後に1頭分、外へ持ち出され、早々と抜け出して勝利した。上村調教師は「前回はいいポジションで進めてくれて、最後はいい脚を使ってくれた」と冷静に振り返った。

【仕上がり】

 1週前追い切りは、栗東・CWコースでアルディメント(3歳未勝利)を2馬身追走。抜群の脚いろで6ハロン82秒9―11秒4で4馬身先着した。1400メートル戦でも勝ち星はあるものの、ここ2戦は1200メートルで2連勝。トレーナーは「1200メートルの方が競馬しやすいんじゃないかな。斤量差と勢いで何とかいい競馬をしてほしいね」とうなずいた。

 1日には、新たにコンビを組む川田将雅騎手=栗東・フリー=を背に坂路でリフルフォース(3歳未勝利)を1馬身半追走。鞍上が軽く促した程度だったが、しっかりとした脚取りで併入に持ち込むと、54秒1―12秒4でフィニッシュした。

【強み】

 2走前から6ハロン戦にシフト後、2連勝と安定感が出てきた。「競馬は上手やし、センスはピカイチ。いいものは持っているけど、まだ力強さとかその辺が未完成やね」と岸本助手はポイントを挙げる。

【3歳牝馬データ】

 3歳牝馬は過去5年で21年ヨカヨカ(1着)、22年ナムラクレア(3着)、24年ピューロマジック(1着)、25年アブキールベイ(3着)の4頭が馬券圏内と好走した。ヨカヨカこそハンデ51キロだったが、他3頭は本馬と同じ53キロ。レースが上手な馬だけに、小回りの小倉も問題ない。ここでも好勝負になりそうだ。

【牝馬成績データ】

 芝1200メートルのハンデ戦となった06年以降、昨年まで20年連続で馬券圏内。通算11勝(06年コスモフォーチュン、08年スリープレスナイト、10年メリッサ、11年トウカイミステリー、14年リトルゲルダ、15年ベルカント、17年ダイアナヘイロー、19年ダイメイプリンセス、21年ヨカヨカ、22年ボンボヤージ、24年ピューロマジック)と活躍が目立つ。また、11、19年には牝馬で上位3頭を独占している。

※本記事は馬トクサイト、スポーツ報知紙面に掲載した記事をまとめたものです。

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