第108回全国高校野球選手権大会北北海道大会(エスコンフィールド北海道など)の第2ステージが7日、旭川スタルヒン球場と帯広の森野球場で開幕する。昨年の夏、秋道大会準優勝の白樺学園は、同ステージ初戦となる9日の3回戦で岩見沢農と対戦。
“奇跡”の復活を果たした白樺学園の後藤が、準優勝続きにピリオドを打つ。昨夏から、甲子園につながる道大会で2季連続決勝敗退中。あと一歩のところで大舞台への切符を逃しており、「もう同じ思いはしたくない。次こそは優勝して甲子園に行く」と雪辱を誓った。
北北海道の名門校で1年春から1ケタ背番号をつかんだ。夏、秋も主力としてチームを支えたが、今年3月上旬の練習中に転倒。左肘の脱臼骨折と靱帯(じんたい)損傷の大けがを負い、当時は全治1年の可能性もあった。
それでも、手術と1週間ほどの入院、リハビリを経て4月後半にはグラウンドでの練習を再開。オフから野手と並行して投手の練習も行っていたことから、まずは投手として戦列に復帰した。5月の東北遠征では最速146キロを計測。帯広三条に敗れた春の十勝地区代表決定戦でも登板し、潜在能力の高さを見せつけた。
驚異の回復力で、春季大会終了後には本職である内野の守備と打撃練習を再開。3番・ショートでスタメン出場した今夏初戦でも2安打3打点をマークし、日を重ねるごとに完全復活に近づいている。
3回戦を突破すれば、16強の4回戦で早くも昨夏決勝で敗れた春全道王者・旭川志峯と対戦する可能性がある。後藤は「まずは岩見沢農業に勝つのが一番。一戦一戦勝っていくだけ」。王座奪還へ、攻守のキーマンが帰ってきた。(島山 知房)










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