大相撲名古屋場所9日目(20日、愛知・IGアリーナ)

 綱取りの大関・霧島(音羽山)が2敗目を喫し、場所後の昇進に黄信号がともった。幕内・美ノ海(木瀬)に前みつを許す。

右で抱えて出たが土俵際でジャンプした相手を前に両手を土俵についた。軍配は美ノ海。物言いがついたが、勝敗は変わらなかった。

 前回対戦でも敗れ1勝1敗だった難敵に屈し、「(物言いでの勝敗は)全然わからなかった。もう少し見ていけばよかった」と唇をかみしめた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「霧島は勝ったと思ったのかもしれない。気持ちだけでいってしまった」と指摘した。

 先場所は12勝3敗。優勝決定戦で敗れて賜杯を逃しており、今場所は高いレベルでの優勝が横綱昇進には要求される状況。平幕に2敗し、浅香山審判部長(元大関・魁皇)は「厳しくなっているのは確か」と言及。八角理事長は「残り全部勝てば良い。横綱に勝たないと横綱にはなれないんだから」。

過去10戦全敗の大の里らの撃破を厳命した。

 安青錦ら首位を1差で追う。過去3回優勝しているが23年春は終盤8連勝、同九州場所は9連勝で締めた。八角理事長は「逆に開き直っていけるかもしれない。そういう気持ちにならないといけない」と期待。試練を乗り越えた先に夢の最高位が見えてくる。

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