◆第108回全国高校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 鳴門渦潮2×―1八王子実践=延長10回タイブレーク=(9日・甲子園

 2年ぶり9度目出場の鳴門渦潮(徳島)が延長10回タイブレークの末、八王子実践(西東京)にサヨナラ勝ち。鳴門工時代の2008年以来、18年ぶりの白星を挙げた。

現校名になってからは17年、24年で初戦敗退を喫しており、鳴門渦潮としての“初勝利”となった。

 鉄腕のエース右腕・西村大輝(3年)が聖地でも本領を発揮した。徳島大会では5試合中4戦で完投勝利。決勝では7回の1イニングだけマウンドを譲ったが、44イニングを投げ、防御率1・64と安定。さらにDH制を使わず「3番・投手」で酷暑の中、グラウンドに立ち続けた。

 初回の先頭打者にストレートで四球を与え2死二塁のピンチを招くも無失点で切り抜けると、サイドからのキレのある直球を軸に八王子実践打線を翻弄(ほんろう)した。8回まで散発3安打で三塁を踏ませずにゼロを並べた。

 打線は2回1死三塁から荒井健太郎(3年)の二邪飛で、三塁走者・西岡大誠(3年)がタッチアップで生還した。

 森恭仁監督(59)が「ロースコアに、限りなくゼロに近づけてほしい。完投? もちろん最後までエースとして立っとってほしい」と期待していた通りの力投だった。

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