卓球◇ノジマTリーグ(5日、福岡武道館)

 女子リーグ5位の九州カリーナはホームで同2位の木下アビエル神奈川に2―3で競り負け、4連敗を喫した。第1試合のダブルスで首藤成美、枝広瞳組が2―1で先勝し、1―2で迎えた第4試合のシングルスで14歳の石田心美が韓国出身のユ・ハンナに3―1で逆転勝ちし、マッチカウント2―2にした。

続く1ゲーム先取の延長戦にも起用されたが、4―11で相手エース・張本美和に屈した。

 石田は「張本選手には勝てるかどうかで言えば、負ける確率の方が高かった。でも向かっていく気持ちで戦えたので良かった。自分のプレーはしっかりできたと思います」と悔しさをにじませつつ、充実の汗をぬぐった。

 14歳の超新星が大きな経験を積んだ。1―2で後がなくなった九州は、第4試合で石田を送り出した。第1ゲーム(G)はユに10―11で取られたものの、鍛えてきたサーブからの展開でリズムをつかんで挽回。ラリーでも打ち負けず、3Gを連取した。リーグで自身3戦目にして初白星を逆転勝利で飾った。

 この勝利で苦しいホームの空気を一変させ、ファンから「行けるぞ!」と声も飛んだ。2―2で臨んだ1G先取の延長戦にも送り出された。第3試合で張本と戦った枝広から注意点を聞いて出陣。

序盤3連続失点したが、ラリーで食らいついて2連続得点。2―4からはサービスで得点し、一時1点差まで迫った。後半は相手にたたみかけられ、金星には届かなかった。それでも世界ランク3位の日本のエースと戦った1ゲームは、成長への糧にする。

 石田の祖父の真行さんは、24年パリ五輪女子シングルス銅メダルの早田ひなを育てた。石田は早田に憧れを抱き、国際舞台での活躍を目標に掲げている。張本は試合後に3学年下の石田について「これからたくさん試合をすることになりそう」と語った。Tリーグでは石田の2戦2敗。「強くなって、いつか張本選手に勝ってみたい」。成長著しい14歳が飛躍を期した。

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