隙のない取り口で良血馬が勝ち名乗りを上げた。先週13日の中山5Rで母に京成杯AHを連覇したトロワゼトワルを持つスローブギが勝利。

1000メートル通過が65秒7という超スローの流れを外の3番手でピタリと折り合うと、残る4ハロンが12秒7―12秒1―11秒4―11秒3という加速ラップを難なく抜け出して勝負を決めた。流れに左右されない操縦性の高さが光り、母譲りの瞬発力に加え、稍重馬場にもきっちり対応したとなれば自然と夢は広がる。

 昨年にデビューしたコントレイル産駒はこれまで芝60勝を挙げているが、稍重、重馬場で12勝とタフさが求められるケースでの好走が目立つ。軽快なスピードを誇った父とは異なり、パワフルな走りをする産駒も多く見られる。先月のレパードSでチェリヴェントがダート重賞を制し、そのイメージを印象づけた。消耗戦が予想されれば積極的に狙うのも面白いかもしれない。

 また、13日の阪神5Rのマイネルグリモアの勝利が興味深かった。序盤から進んでいかずポツンと最後方から、芦毛の馬体を躍らせて外をまくってくる姿はまさに父そのもの。“個性派”に今後も注目していきたい。(イシゴー)

編集部おすすめ