お笑いタレント・ドロンズ石本(52)が、映画「かぶと島が浮く日」(片山享監督、10月3日公開)に出演する。同作は亡き父の故郷、山口・岩国市が舞台。

日本テレビ系「進め!電波少年」の南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク旅から30年のタイミングで、ふるさとに錦を飾る。このほど、スポーツ報知の取材に応じ、後編では経営する人気熊本料理店「馬肉屋たけし」(東京・恵比寿)の状況や52歳新米パパ奮闘ぶりを聞いた。(水野 佑紀)

 石本は23年に一般女性と結婚。妻とは9年前に知り合い、交際していたが、一度破局していた。「別れてからは話しやすい友だちになっていました。その時、僕はマッチングアプリをしていましたが、『何やってんのよ~』って笑ってくれて。奥さん相手だととっても話しやすかったんですね。それでまた付き合うことになりましたが、『今度付き合うなら結婚だよ』って言われて、ポンポンポンと話が進みました」と笑顔でなれそめを話した。

 結婚した翌日に妻の父が死去。それから2か月で妊娠が分かり、無事に25年7月に長女が誕生した。

 「恥ずかしながら49歳で結婚して、51歳でお父さんになれた。今年一番泣いたのは父の日。

僕の父親も妻の父親も亡くなっているから、父の日とは無縁だと思っていました。でも、今年は奥さんが子どもの手形のクッキーを作ってくれて。やばかったですね。大泣きしました。父の日を味わえるなんて幸せですよね。この年になると、親戚はどんどん減ってしまう。でも奥さん、娘、奥さんのお母さんやお姉さんと家族が増えて心強いですよね」。喜びをかみ締めた。

 52歳で1歳児の新米パパ。育児の哲学として「恥ずかしがらずに友だちに相談する」と話す。周囲に50代のパパも多いようで、「ビビる大木くんもアンタッチャブルの柴田くんも下の子がうちの子と同じくらいの年。この間も『(ベビー用品の)バウンサーって買った方がいい? レンタルの方がいい?』って聞いたら、大木君が『絶対レンタル』って」と知恵を授かったことも。

何をしていてもかわいいまな娘は、少しずつ歩き出したという。「まだ子どもと2人で遠出をしたことがない。いつか2人で遠くに出かけて、海を見て、ご飯でも食べに行きたいですね」と笑みがはじけた。

 一方、「馬肉屋たけし」はオープンして20年目。コロナ禍の2020年4月には、売り上げが90%減少するなど、苦しい時期があった。それから6年。現状について「実はコロナ後の方が客単価が高くなりました」と変化があったことを告白。「昔って2軒目、3軒目に行くことが多かったと思う。前は19時に(店に)着いて21時に帰っていた人も多かったですけど、最近は18時半に来た人が23時までいるんですよ。きっと、そこにいる人たちだけで長くのんびりしようという思いがあるんじゃないか」と分析する。

 従来の営業方法と変えた。「例えば、去年大流行した映画の『国宝』だって、上映時間3時間くらいあるのに、みんな『きつくない』。

『面白かった』って言う人が多かったですよね? それと同じように居心地いいお店なら、長くいてもらえる。長くいてもらう方法を考えるのが好きですね。長くいる人には『来週出そうと思っているものなんですけど』ってサービスを出したり、2回目以降の方には『いつもありがとうございます』って声を掛けたりしています」と振り返った。

 熊本直送の馬肉が魅力の同店。石本は7月の熊本地震が発生した直後に関係各所に連絡を入れたという。「10年前の地震をへて、バックアップ体制も整っていた。みなさん『今回は大丈夫』と力強くなっていて、かっこよかったですね。励まそうと思っていましたが、こちらがパワーをもらいました」と語った。

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