◆愛知・名古屋アジア大会 第6日 卓球(24日、スカイホール豊田)

 男子団体決勝が行われ、世界チームランク2位の日本が、同1位・中国の連覇を阻止して、1966年バンコク大会以来となるアジア制覇に成功した。3時間超の大激戦を制し、同じく中国と決勝を戦う女子にバトンをつないだ。

 シングルス3戦先勝方式で、2勝2敗で並んだ最後の一戦で、世界3位の左腕エース・松島輝空が、同15位の温瑞博を下し、3勝目を挙げて勝利した。

 松島は第1試合で世界1位の王楚欽に2ゲーム連取から大逆転負け。3番手の世界13位・戸上も同8位の林詩棟に1ー3で敗れ、日本は1勝2敗で後がなくなった第4試合で、同4位の張本智和が、過去2勝14敗の世界1位・王を、初めてストレートの3-0で破る大金星を挙げ、最後の一戦を迎える松島にバトンを託した。

 張本は第2試合も温を3-1で破り、1人で2勝を挙げる大活躍だった。

 シングルス勝負の団体で、日本男子が中国を破るのは1997年のアジアチームカップ(3〇1)以来、29年ぶり。“アジア版五輪”で、日本は前回23年杭州大会の準々決勝でイランに敗れた悔しさを胸に臨んだ。松島、張本のダブルエースを擁し、1次リーグはモルディブ、ウズベキスタンに2連勝し、B組首位突破。22日の準々決勝でカザフスタン、23日の準決勝では、40年間2位以上を守ってきた難敵・韓国を撃破。ここまで4戦に全てストレート勝利で勝ち上がり、82年ニューデリー大会以来、44年ぶりの銀メダル以上を確保し、中国戦に挑んだ。

張本「この瞬間を10年以上待っていた。本当に、とんでもなくうれしい。(第4試合は)松島くんに回せば絶対に勝てると思っていた。

王とシングルスの決勝だと思って、松島くんにも『決勝だと思ってやってくれ』という話をした。その通りにいった。(決勝に臨む女子へ)必ず勝って金メダルを取ってくれると思う。(妹の)美和も、他の選手も頑張ってかってほしいと思う」

松島「何とか勝って本当にうれしかった。(第5試合は)張本選手が『勝つから待っとけ』と言ってくださったので、準備をしていた」

戸上「本当に最高。2人ともいい試合をしてくれてやりやすかったけど、棒kの実力不足」

▽試合結果(右は中国選手)

⑴世界3位・松島 2●3 世界1位・王楚欽 

⑵世界4位・張本 3〇1 世界15位・温瑞博

⑶世界13位・戸上 1●3 世界8位・林詩棟

⑷張本 3〇0 王楚欽

⑸松島 3〇1 温瑞博

※3勝2敗で日本が金メダル

編集部おすすめ