◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―同級1位・那須川天心 ▽IBF世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級1位・西田凌佑―同級2位サム・グッドマン ▽WBC世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・坪井智也―同級2位リカルド・マラジカ ▽WBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級1位・松本流星―同級2位ラッセル・アコスタ(9月27日、トヨタアリーナ東京)

 27日にトヨタアリーナ東京で開催される4大世界戦興行「Prime Video Boxing16」の前日計量が26日、都内で行われた。メインのWBC世界バンタム級タイトルマッチに臨む同級1位・那須川天心(28)=帝拳=はリミットちょうどの53・5キロ、王者・井上拓真(30)=大橋=は53・4キロでともにパスした。

 忌野清志郎さんの写真がプリントされたTシャツで登場した那須川は、計量をクリアすると両手を広げて天を見上げ、顔の前で合掌。フェースオフでは約13秒間、井上と視線をぶつけ合い、握手を交わして別れた。

 計量後、忌野清志郎Tシャツにピンク色のパーカをはおって取材に応じた那須川は「ちょっとギャル男ですね。昨日、清志郎のTシャツをもらったので着てきたという感じですね。今回はロックでいくので」とリラックスした表情で笑みをこぼした。

 その言葉に、明日の戦い方まで重ねた。「自分のエネルギーをぶつけるだけですね。ロックってそういうものじゃないですか。良いとか悪いとか、正解・不正解はないと思う。自分のエネルギーをただ単に相手に、見ている人にぶつける。そういう試合ができたらいいなと思っています」

 前日の公式会見後にも、さまざまな声が耳に入ってきたという。それでも意に介さない。

「昨日の囲み取材や会見の後もいろいろグジグジ言われていますけど、『知らねえよ』という話なんで。見とけよ、と。俺が主人公ですから。やってやるよっていう」と言ってのけた。

 307日ぶりとなる井上との再戦への覚悟を、「ロック」という言葉に託した。「みんなが主人公のはずなのに、『お前は主人公を気取りやがって』と言われますけど、俺は自分の人生を生きているだけなので。そこをしっかりぶつけますよ。ロックでいきます」。周囲の評価を振り切り、自分だけの人生をリングに刻む。

 戦績は井上が22勝(5KO)2敗、那須川が8勝(3KO)1敗。

 興行は「Prime Video(プライムビデオ)」で独占ライブ配信される。

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