歌舞伎俳優の市川新之助が26日、大阪・ミナミのなんばパークスシネマで25日に公開された出演映画「襲名」(三池崇史監督)の舞台あいさつを行った。共演する父・市川團十郎は体調不良のため欠席。

13歳にして人生初の“ひとりあいさつ”となったが「皆さんに笑っていただいたおかげで緊張が解けました」と笑顔を見せた。

 新之助によると「きのうの夜くらいから体調が不安定になって。不安ですね」と25日夜に團十郎の体調が悪化したとのこと。「カンカン頑張ってね。ごめんね」と話す父を置いて新幹線に乗ったという。映画本編にも團十郎が体調不良で休演するひとこまが描かれており「同じ状況です」とボヤいて笑わせた。

 司会者に「お父様と似ているところは?」と問われると「正直ないと思います」とキッパリ答えてから爆笑トークを展開した。

 「あえて言えばちょっと顔が似てきたなとは言われるんですけど、内面的な部分はお姉ちゃん(市川ぼたん)がお父さんに似てるってよく言われるんですよ。僕はママ似だと言われてて。お父さんにも『勸玄(かんげん=本名)はママ似。あんま俺と似てるところないかもな』と言われます。お父さんにはずっと『俺を反面教師にして生きてくれ』って言われてるので、それはそれでいいのかな」

 2017年に死去した母のフリーアナウンサー・小林麻央さんに見た目も内面も似ているようだ。

ただ、似ていないが見習いたいのは父のストイックさだという。意外な“生活ぶり”とともに明かした。

 「お父さんは朝起きてルーチンとかして、ストイックで。(体の)メンテナンスもちゃんとして、朝早く起きて早く寝る生活してるんです。僕は昼に起きて朝に寝る生活。だらしなくて『全然似てないな』と悪い意味で思います」

 ドキュメンタリー映画ということで長期間にわたってカメラが潜入していた。「映画が公開されたときに、映画の存在を(初めて)知ったんですよ。自分が映画に出ていたこと、撮られていたことを知らなかったんです。普段からたくさんの方に撮られているので、映画を意識してなかった」と結果的に“自然体の演技”につながったと明かした。「人に段ボール(箱)をかぶせるシーンがあったっと思うんですけど『あそこ使われてんだぁ。黒歴史になるかもなぁ』って思ってました」とまた笑わせた。

 最後は「皆様のおかげで笑顔で緊張が解けてきて楽しくできました。

本当にありがとうございました」とあいさつ。ナニワの女性ファンから「カンカ~ン!」の“大向こう”がかかっていた。

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