ロコガイド(東京渋谷区)は8月22日、チラシ・買い物情報のWebサービス・アプリ「トクバイ」を利用する全国の20~70代の生活者833人を対象に増税前の買い物意識調査を行った。増税前のまとめ買いランキングでは、5位にお酒・ビールが挙がっている。


それによると、軽減税率制度について「内容まで理解している」と答えた人は約4割、「名前は知っている程度」・「知らない」という回答が過半数という結果だった。軽減税率制度を肯定的に捉えている人は16.3%、否定的な人は30.5%、わからないと答えた人は53.2%。コメントをみると「贅沢品が増税される分には仕方がない」「家計の大部分を占める食費に適用されるのはありがたい」と理解を示す人もいる一方、「内容がわかりにくい、複雑」「把握できてない」「理解できるまで時間がかかりそう」と不安の声を挙げる人が多かった。増税を意識して事前に何かを購入・まとめ買いを予定している人は42.0%と、調査した生活者の2.4人に1人が、事前購入・まとめ買いを予定しているという結果に。

増税前に購入・まとめ買いをしておくものランキングは、
1位=洗濯用洗剤
2位=トイレタリー・バス用品
3位=白物家電
4位=化粧品
5位=お酒・ビール
――だった。

まとめ買いをする際に商品を選ぶポイントランキングは、1位「いつも購入している我が家の定番商品」、2位「増税の影響が大きい高額な商品」、3位「軽減税率対象外の商品」、4位「自宅時で保管する事を考慮し、かさばらないパッケージの商品」、5位「我が家の定番商品ではなくても、クーポン対象やセール対象商品」。


増税後の買い物の仕方を変えようと思っている人は36.7%で、具体的な行動変化としては、キャッシュレスへの移行や、ポイント付与率の高い店舗の選択、ネットでの購入に切り替え、チラシをみて価格比較する、といった声が目立った。

〈酒類日報 2019年8月28日付〉