「ジョージア」は、新たなテレビCMとして、米津玄師さんが出演する「毎日って、けっこうドラマだ。夏」篇を6月19日から全国で順次放映している。


人々が「ジョージア」を飲むことにより、“なにげない日常の中にある、かけがえのない瞬間”に気づき、前向きな気持ちになっていく様子を描く内容という。

米津さんは、CMのなかで「LADY」の楽曲を通じて、人々が前向きになることを後押しし、エールを送る存在として出演する。

「ジョージア」は、3月に「ジョージア」史上最大規模のブランド刷新をした。新CMには米津玄師さんを迎え、米津さんによる書き下ろしの新楽曲「LADY」のテレビCM起用を発表していた。さらに、新商品の投入もあってユーザー数が増加しているという。

これまで缶コーヒーなどのパッケージ入りのコーヒーは、男性を中心に“働く人”が飲むイメージが強かったが、「ジョージア」は継続的なブランドの成長を目指し、今春からターゲットを女性や若者を含む“すべての人”に変更し、ペットボトル入りのコーヒーを強化している。

日本コカ・コーラの担当者によれば、発売して約3カ月が経った現在の状況は、リニューアル前と比較して、ユーザー数はブランド全体で約20%増となり、うち20代は約15%増加し、女性は30%増になったという。

商品ラインアップは、3月のリニューアルから従来品より香りを進化させたペットボトルコーヒーとして、「ジョージア THE ブラック」「ジョージア THE ラテ」「ジョージア THE 微糖」(各500mlPET)などを展開している。

新生「ジョージア」が好調なスタートを切ったことの要因について、日本コカ・コーラの担当者は次のように語る。「現代の生活者のインサイトや、コーヒー市場のトレンドを改めて見直し深掘りしたことと、それらに合わせて、ブランドロゴ、ターゲット、メッセージすべてを刷新し、だれが見ても変わったと感じられるリニューアルをしたことが、主な好調の要因と考えます」。

若年層や女性層から支持された点については、次の3点を挙げる。

1つ目は、特に若年層や女性層が関心を持つスマホの写真に着目して、それをドラマチックなイラストに無料で変換できる、AIイラストメーカーを提供したこと(すでに20万人以上が参加)。


2つ目は、圧倒的な認知をもつ米津玄師さんをブランドの顔として起用したこと。

3つ目は、若年層や女性層を意識して開発した新ブランドロゴおよび新商品が、これまで興味関心を持ってもらうのが難しかった若者や女性に支持されたことだという。

新商品の「ジョージア THE ブラック」「ジョージア THE ラテ」「ジョージア THE 微糖」は、ジョージアブランドの基幹商品としてテレビCMなどの広告で露出を図ったことが奏功した。中味は、飲みやすさはそのままに、コーヒーの味わいを強化したことで、同社にはユーザーから「コーヒーのコクがあって満足感がある」「ブラックでも飲みやすい、リピートしたい」などの声が寄せられているという。

従来からのファンを大切にしながらも、若年層や女性層など、より幅広いターゲットに新しいブランド価値を積極的に提案したことが、全世代の購入者数の増加につながった。

日本コカ・コーラは夏に向けて、新生「ジョージア」の存在をより多くの人に知ってもらうねらいだ。

なお、同社は6月19日から屋外広告を期間限定で掲出する。

【「ジョージア」屋外広告の概要】〈掲載箇所の一部〉

▽「新宿ウォール 456」(東京都・新宿):掲出期間6月19日~6月25日
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