コカ・コーラシステムは、リラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」を機能性表示食品としてリニューアルし、「チルアウト ストレス&疲労感ケア」(250ml缶/190円税別)として5月26日から全国発売した。

2016年に誕生した同ブランドは、“チル=くつろぎ”を提案するリラクゼーション飲料のパイオニアとして認知されてきたが、今回新たにGABAを28mg配合した機能性表示食品として進化を遂げた。
届出表示は、「本品にはGABAが含まれています。GABAには、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を軽減する機能があることが報告されています」。

新商品は、既存のフルーティーで爽やかな味わいはそのままに、より直感的に機能を伝えるパッケージデザインを採用。希望小売価格は250mlで税別190円。

背景には、コロナ禍以降に高まったストレスケア需要がある。富士経済によれば、ストレス緩和や睡眠サポートに関する飲食料品市場は、2021年の約300億円から2023年には約2.8倍の840億円へと拡大しており、今後も成長が見込まれている。同社は、チルアウトの進化を通じて、広がる機能系飲料市場でのポジション確立を目指す。
コカ・コーラシステム「CHILL OUT」が機能性表示食品に進化 GABA配合の「ストレス&疲労感ケア」を5月26日発売、空気階段がCM出演
体験型キャンペーンとしてWEBで参加できる「ストレスミラー 印象チェッカー」
体験型キャンペーンとしてWEBで参加できる「ストレスミラー 印象チェッカー」
発売にあわせ、ストレスへの“気づき”を促す体験型キャンペーンを展開する。AI表情解析ツールとストレスチェックを組み合わせたWebコンテンツ「ストレスミラー 印象チェッカー」では、自分の顔写真と5つの質問への回答から、13種類の「ストレス印象キャラ」に分類される仕組み。体験者の中から先着30万名に、Coke ONアプリで使えるドリンクチケットが当たる(キャンペーンは2026年1月31日まで)。
コカ・コーラシステム「CHILL OUT」が機能性表示食品に進化 GABA配合の「ストレス&疲労感ケア」を5月26日発売、空気階段がCM出演
キャンペーンアンバサダには空気階段さんが就任
キャンペーンアンバサダーには空気階段さんが就任
キャンペーンアンバサダーには、お笑いコンビ「空気階段」を起用。新WEB CM「ストレス&疲労感ケア篇」(15秒)では、水川かたまりさんがストレスを抱えた会社員を演じ、CHILL OUTを飲んでリフレッシュする様子が描かれている。
鈴木もぐらさんもCM内に登場しており、電車広告ではチルアウトのキャラクター「チルくん」に扮したビジュアルも展開される。CMは5月19日より公開中。

「CHILL OUT」は、2016年に日本発のリラクゼーションドリンクとして誕生し、2023年10月からコカ・コーラシステムとしての展開を本格化。ブランド誕生当初から、“まったりする”“自分を整える”といった感覚を重視し、単なる飲料としてではなく、「チルする文化」そのものを提案してきた。

銭湯やサウナ施設とのコラボレーション、SNSを通じた発信などを通じて、“がんばりすぎない”生き方に共感する生活者とつながってきたという。今回のリニューアルによって、味や世界観はそのままに、より明確に“ストレスと向き合うための1本”としての役割を加えている。

今回、新たにGABAによる機能性を明確に打ち出すことで、「CHILL OUT」はリラックス飲料から、働く世代の“ストレスモーメント”に寄り添う機能系飲料として、さらなる存在感を高めていくねらいだ。
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