サッポロビールは6月3日から「濃いめのレモンサワー 伯方の夏」「濃いめのグレフルサワー 伯方の夏」(いずれも500ml/税別216円、350ml/税別159円、アルコール分7%)を発売する。
「濃いめ」ブランドの特長である、しっかりすっぱいレモン味やジューシーな果実感があふれるグレフル味の“濃いめ”はそのままに、「伯方の塩」とコラボレーションし、爽やかなしょっぱ旨い味わいを実現した。
パッケージには「伯方の塩」をイメージした波模様のイラストを上部に配置し、夏らしさを分かりやすく表現している。
5月28日には東京都新宿区の新宿ライオン会館で発表会を開催し、「濃いめ」ブランド全体の近況に加えて、新商品の特長やコラボの経緯などを説明した。

サッポロビールの宮寿ブランドマネージャー(右)と伯方塩業プロモーション部の井上部長
「濃いめ」ブランドの宮寿衣美子ブランドマネージャーは好調の理由として「物価高が続く中で消費者のコストパフォーマンスへの意識が高まっており、そうした景況感の中で“濃いめ”の価値がお客様のニーズとフィットしていること。“飲酒ガイドライン”の発表もあり、健康意識も高まっている。アルコール分7%という高くもなく低くもない商品ということも支持されている理由の1つ。また、レモンを起点としたさまざまな派生商品を展開しており、飲み方やシーンの多様化にも対応できている」と3つの要素を挙げた。
「“この価格でこの濃さ、旨さ”という点が一貫してお客様から評価されている点で、当社の発信としても今年の春から展開しているムロツヨシさんの広告ではキーワードを“飲むならレモンが濃い方で!”としている。今後もこの価値を前面に押し出しつつ、商品展開を強化していく」とのこと。
新商品については「ここ3年は季節限定商品で“濃いめのレモンサワー 岩塩の夏”という商品を展開しており、お客様からの評価も高かったが、さらに美味しい“塩レモンサワー”を目指し、伯方の塩とコラボすることとなった。また、“濃いめのグレフルサワー”では2024年9月の通年発売以来初の限定品となるが、塩によってグレープフルーツの爽やかな旨味が引き出されており、胸を張って提案できる商品に仕上がった」とアピールした。
最後に今後の方針を宮寿氏は「多くのお客様が楽しみにしている商品。発売前のため、お客様からの反応は今後確認するが、バイヤーからの評価は上々で受注状況も好調。
今後期待してもらいたい」としたほか、伯方塩業プロモーション部の井上純平部長は「店頭に掲載する予定のポスターを見ると、どっちのメーカーが造った商品かわからないぐらい当社の商品をアピールしてもらっている。販売数量などプレッシャーも感じているが、当社とサッポロビールとのコラボということで相乗効果もあるのではないかと期待している」とコメントした。
〈酒類飲料日報 5月29日付〉
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