◆対話×試飲×店頭ブレンドで“私だけの一杯”を提案
伊藤園は9月12日、商業施設「ニュウマン高輪」(東京都港区)North 5Fにコンセプトショップ「茶々水 SASUI 伊藤園」を開業した。スタッフと対話しながら嗜好に合わせて茶葉を計量・配合する店頭ブレンド体験を核に、オリジナルブレンドや御膳・甘味、ドリンクをそろえる。
ニュウマン高輪はJR東日本が推進する大規模再開発「高輪ゲートウェイシティ」の中核商業施設の一つで、街全体は「100年先の心豊かなくらしのための実験場」を掲げる。
立地特性から、近隣住民のほか、平日はビジネス客、週末はインバウンド・観光客の需要を見込む。
◆店頭でのブレンド常設は伊藤園として初

店舗を運営する伊藤園フードサービス 唐沢進治社長
伊藤園フードサービスの唐沢進治社長は、100年先を見据える再開発の一角に出店できた価値と、近隣住民×インバウンドの二層を意識した店づくりを強調。「お茶のブレンドはバックヤードではなく、カウンターで計量・調整する。店頭ブレンドの常設運用は、伊藤園として初となる」と述べた。将来的には「“伊藤園は世界100カ国”の展開を目指す夢があり、この店舗を通じてお茶の価値向上に貢献したいとの考えを示した」と語った。
◆お茶診断や対話でつくる「カスタマイズブレンドティー」の作成体験

「カスタマイズブレンドティー」はタブレットを活用したお茶診断や対話でつくる
タブレットを活用したお茶診断や対話によって、一人ひとりの嗜好やライフスタイルに寄り添い、香りや味わいを確かめながら「ここでしか味わえない、「私だけの一杯」をつくることができる。店頭で組み合わせを決めて仕立てる設計の「カスタマイズブレンドティー」は50g 2,500円(税抜)。
店頭では、鹿児島×三重・伊勢の緑茶を合わせた“濃い緑”や、ほうじ茶×ハイビスカス×ペパーミントの“リフレッシュ系”といったその場で配合したブレンドティーなどが紹介され、試飲で気に入ったら購入する流れとなっている。
また、「オリジナルブレンドティー(茶々水)」(50g 2,500円/税抜)も販売している。
◆店内仕立てのこだわりーー“炒りほうじ”を初導入

店内では、ほうじ茶をその場で炒る“炒りほうじ”を行う
店内では、ほうじ茶をその場で炒る“炒りほうじ”のライブ感を演出。香ばしい香りが広がる体験は、伊藤園の店舗では初めての取り組み。ブレンド体験と併せ、茶の香味を五感で楽しめる。
◆スイーツには、伊藤園の抹茶・ほうじ茶などを使用

伊藤園の抹茶やほうじ茶を使った職人仕立ての菓子も販売
テイクアウトで販売している菓子は、伊藤園の抹茶やほうじ茶を使った職人仕立ての品を揃える。「茶々水 抹茶チョコレート」(1,000円税抜)や「茶々水 抹茶キャンディ」(1,600円税抜)など、ここでしか手に入らないアイテムも用意。手土産・贈答の選択肢を広げている。
◆フードメニューに挑戦

「松阪牛の茶まぶし御膳」(数量限定)
また、フード、甘味、ドリンクメニューにもこだわっている。伊藤園が店舗で御膳などのフードメニューを展開するのは初めて。
メニュー例は以下の通り(価格はすべて税抜)
・松阪牛の茶まぶし御膳(数量限定):3,000円。ほうじ茶炊きごはんを土台に、出汁で茶漬けスタイルも楽しめる。
・つきたて餅セット(本日のお茶付き):1,700円。毎日店内でついた餅を提供。
・抹茶わらび餅の茶々水パフェ:1,800円/本わらび餅と寒天 抹茶あんみつ:1,400円/抹茶とほうじ茶のくず餅プリン:850円。
・玉露と抹茶 茶々水オリジナル抹茶ラテ:1,400円。
・山椒香る 泡なほうじ茶:1,000円。

「玉露と抹茶 茶々水オリジナル抹茶ラテ」
【店舗データ】
店名:茶々水 SASUI 伊藤園
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