日清食品は「日清カレーメシ」を筆頭に、「ぶっこみ飯」「日清炎メシ」「日清台湾メシ」など多彩なカップライスのシリーズを展開しており、“お湯かけ5分の簡単調理でおいしいごはん”という新たなカテゴリー形成に注力している。
今期(25年3月期)4~8月のカップライス事業は、売上金額が前年比2ケタ増、順調に伸びている。
主力商品の「日清カレーメシ 欧風ビーフ」は7月にリニューアルを実施。また、“最も販売されているインスタント味付きカップライスブランド”としてギネス世界記録に認定されたことも追い風となり、リニューアル前と比較してさらに売上が伸びている。
カップライス市場におけるユーザー層の拡大にも積極的に取り組んでいる。“一度でも食べたことがある人”を増やすことを主眼としたプロモーションを展開していく方針だ。担当者は「カップライスを食べたことがない人はまだ9割近く存在する。そういった中で一度でも食べたことがある人を増やす、いわゆる間口を拡大するためにカップライスのラインアップを増やしていきたい」と話す。
9月15日には京都・衹園の名店「衹園さゝ木」監修の新商品「衹園さゝ木監修 日清だし茶づけ」(税別298円)を発売。フレーバーは「鯛だし」と「明太子」の2種類で、40~50代の男性を主要ターゲットとする。即席ながらも上質な味わいを追求し、おなかに優しい商品であることから、昼食としての利用に加えて夜食や深夜の軽食としての需要も見込まれる。
なお、使用する米の調達についても万全の体制が整っている。現在は令和6年産の加工用米を使用している。
〈米麦日報 2025年10月21日付〉









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