マルハニチロは3月1日、業務用冷凍食品の新商品 11品と、リニューアル品2品を発売する。定番品の「直火炒めお好みソース焼そば」を改良したほか、藻塩を使った塩焼きそばや、トッピングに使いやすい薄焼きタイプのお好み焼きシートに加え、魚を使った高齢者施設の給食現場で使い勝手の良い商品などを提案する。
売上目標は7億円。

〈2024年の惣菜の売上高は過去最高額に〉


惣菜市場の売上は上昇傾向にある。「惣菜白書2025」によれば、2024年における惣菜の売上高は前年比2.8%増の11兆2,882億円で過去最高を記録した。カテゴリー別では、袋物惣菜をのぞくすべての商品群が伸長傾向にある。

また、物価高騰によって購買者の行動に変化が起きている。市場における食料スーパーの売上構成比は、コロナ禍前の19年比で3.4ポイントのプラスとなった。その一方で、惣菜専門店は0.9ポイント減、百貨店は0.4ポイント減、総合スーパーは0.7ポイント減、CVSは1.4ポイント減で、食料スーパーを除くすべての業態で19年よりも構成比は落ち込んでいた。

今回は、「直火炒めお好みソース焼そば」を刷新するほか、「直火炒め旨塩焼そば(藻塩使用)」などを投入する。

業態別のカテゴリー構成で調理めんを見ると、CVSでは24.9%を占める一方、食料品スーパーでは5.5%とまだ小さい。25年におけるプロセスセンターの活用状況は、19年比で12.3ポイント伸びており、店舗外での製造比率は上がっているものの、インストア製造の需要は根強くある。

この春夏の商品戦略として、トップシェアを獲得している業務用冷凍焼そばでは、拡大する惣菜市場の調理麺カテゴリーに向けて、基幹商品の本質的な美味しさの追究と、新しい素材型商材の提案で、市場の活性化につなげる。

〈業務用冷凍食品の新商品 11品とリニューアル品2品〉


今回は、新商品の投入と共に「直火炒めお好みソース焼そば」を刷新した。「お好みソース」は消費者に支持されている味わいである、先味強めの「甘旨さ」を実現した。
「直火炒め製法」での食感の良さを十分に生かし、食べ応えと小麦粉の美味しさを感じられるよう麺の配合と共に麺を一段階太くした。

さらに、焼きそばと相性の良い商品として「ベジコーディ お好み焼きシート」も投入する。焼きそばを巻くなど様々なトッピングに使いやすい薄焼きタイプのお好み焼きシートとなっている。

魚を使った商品として、高齢者施設の給食向けに「白身天ぷら(骨なし)60」などを発売する。業務用の冷凍切身魚市場を見ると、数量は19年比で 26%減、金額は4%減となっている。外食からの販売が落ち込む一方、給食での引き合いが増えている。加えて、単価が継続的に高騰している状況で、高齢者施設の給食でも徐々に摂取量は減少している状況だ。

商品戦略として、冷凍切身魚は、世界的な魚介類消費量の増加や為替変動の影響で価格の高騰が続いている。その中で、高齢者施設の給食市場にむけて、調理現場のコスト面と作業性の負担軽減につながる提案を行う。「時短」と「同時作業可能」というメリットを、新商品を通じて訴求する。

「白身天ぷら(骨なし)60」は、コストメリットのある魚種としてスケトウダラを採用した天ぷらだ。骨なしの切身で、油調理だけでなくスチコンでも調理できる。
他にも、「ひとくち白身天ぷら(骨なし)20」なども販売する。

その他の新商品として、「ベジコーディ ピーマン肉詰めフライ」「同 チキポテ」「同 パリッとかる~いれんこんチップス」「小いわしの竜田揚げ」「小いわしの天ぷら」「明太ポテトスティック春巻20」「菜 便利なごぼうと牛肉の甘辛煮」を発売する。

〈冷食日報2026年1月22日付〉
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