伊藤ハム米久ホールディングスは13日、本社(東京都目黒区)で2026年春の家庭用商品施策発表会を開いた。伊藤ハムでは家庭用冷凍食品として、コスパ・タイパニーズの高まりを背景に、あと一品の需要に応える「ちょい足しミニハンバーグ」を新発売。
さらに、外食控えが進む一方で、内食の支出が増加傾向にあることから「宮のたれで味わうハンバーグ」を新発売する。

米久では畜産冷凍向けに、朝食や軽食の新提案として「中華バンズ 割包(クァパオ)」や、畜産冷凍の売り場で未加熱の焼き鳥が主流になっていることを受け「国産鶏肉使用 つくね串8本入り」を投入する。また、平台やオープンケースが多い畜産冷凍の売り場において、-18℃を担保できる環境が整いつつあることから、畜産冷凍商品の保存温度を-5℃から-15℃にリニューアル。賞味期限は1年間に延長する。

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同会では、中嶋祐子常務執行役員マーケティング担当加工食品事業本部副事業本部長(=写真中央右)、青木純一加工食品事業本部事業戦略統括部マーケティング部長(=写真中央左)、太田健一同マーケティング部家庭用企画室長(=写真右)、服部剛弘同マーケティング部商品企画室長(=写真左)が登壇した。

伊藤ハム米久ホールディングスの25年度第3四半期までの加工食品事業は、累計では減収となった。消費需要の低迷による数量減で、特に家庭用調理加工食品の苦戦が継続しているという。

これを受け同社では、昨秋に引き続き数量増に向けて伸ばすべきカテゴリー・ブランドへの積極投資を行うとともに、既存ブランドの強化や新商品投入を通じて商品の新陳代謝を加速する。

上記をふまえたうえで、現在の商品トレンドであるコスパとタイパの追求に着目。共働きや単身世帯の増加を背景に、パーソナルな食のニーズが広がりつつあることや、節約意識の緩和に伴い、価格と価値双方で納得感のある商品のニーズが今後高まっていくと考え、冷凍からは2品を新発売する。

「ちょい足しハンバーグ」は、料理の満足感をあと少し加えたいというニーズに応える、仕上げ型肉惣菜として提案する。カレーやパスタなど幅広いメニューにちょい足しできる国産鶏肉を使用したミニハンバーグで、弁当品以外の食卓機会の創出をねらう。
1個あたり約17gのミニサイズで、たまねぎの甘みやふっくらとしたジューシーな肉粒感が楽しめる。量目は200g。

「宮のたれで味わうハンバーグ」は、外食店「ステーキ宮」のたれを添付した冷凍ハンバーグで、外食店のような焼き目を再現した。肉は牛・豚規格で、内包と外包でミンチの挽き目を変える二層構造を採用している。パッケージは「宮のたれ」のロゴを大きく配置するとともに、金色背景で高級感のあるデザインにした。量目は150g(ハンバーグ120g、たれ30g)。太田室長は「『ステーキ宮』のブランド力や、チルドで培った当社のハンバーグの知見を生かした商品。同品の販売動向を見ながら、冷食分野の拡大についても検討していきたい」と説明した。

米久の畜産冷凍の新商品「中華バンズ 割包(クァパオ)」は、朝食や軽食向けに、短時間で主食とおかずを一度に食べられるストックアイテムとして展開する。サンド用の生食や半調理品と併売することでメニュー訴求もできる商品。規格は400g(50g×8個)。製造工場は伊藤ハム米久プラント輝工場。


「国産鶏肉使用 つくね串8本入り」は、精肉の焼き鳥売り場において冷凍品の未加熱の焼き鳥が主流になってきていることを受け、好きな焼き鳥の上位にランクインしているつくね串を新発売する。国産鶏肉と鶏皮を使用した約11.5gの平つくね3つを串にさし、焼きとスチーム調理でふっくらと仕上げた。砂糖と醤油の甘めの味付け。規格は280g。

そのほかリニューアル品として、「黒酢だれ肉だんご900g」を24個入りの大型規格で発売し、大容量商品ニーズに応える。

〈冷食日報 2026年2月16日付〉
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