瀬戸内麦推進協議会(吉原良一会長=吉原食糧社長)は3月2日、香川県社会福祉総合センターで「瀬戸内はだか麦展示試食商談会 in香川」を開いた。大麦だけで出来ている「大麦ジュレ」に加えて、新商品として一般消費者向けに常温保存可能な「畑のジェラート」、業務用の「溶けない大麦アイス」を紹介した。


同協議会は2022年7月設立され、瀬戸内エリア特産の大麦の一種である「はだか麦」の普及と新規需要拡大をもって生産振興につなげることを目的としている。

はだか麦を微粉砕加工した原料を使った商品開発を進めておりこれまで、大麦だけでつくった「大麦ジュレ」を調理素材として開発し、オンラインストアなどで販売してきた。白米の約20倍の食物繊維、食後血糖値の上昇を緩やかにする低GI食品であることなど健康機能を謳い、グラタンのホワイトソースから大麦ジュレへの置き換えなど、レシピ提案しながら普及を図ってきた。

今回、はだか麦の吸水性・保水性を活かした新商品を開発した。

「畑のジェラート」(抹茶味とココア味、各60g×2本計4本入、税抜600円)は大麦ジュレを使用したレトルトパウチ食品。大麦ジュレを使用した加工食品の第1弾となる。原料は大麦、きび砂糖、抹茶パウダー/ココアパウダーの3つだけ。冷蔵庫で冷やしてなめらかなムースとして、冷凍庫で凍らせればシャリッとしたジェラートとして、好みに合わせて楽しめる。乳製品や卵を使っていないが、大麦由来の濃厚なコクを味わえる。常温保存で賞味期限1年。

「溶けない大麦アイス」はイタリアンジェラートのダ ルチアーノと共同開発した。業務用の試作段階だが、チョコとアーモンドの2種を紹介した。
85mlカップ1つで1日に不足している食物繊維を補えるという。フロートにしても溶けにくい利点もある。
はだか麦を活用した“溶けないアイス”、吉原食糧が参画する瀬戸内麦推進協議会が開発
右から吉原会長、池田知事、高畑光宏副会長=高畑精麦社長
右から吉原会長、池田知事、高畑光宏副会長=高畑精麦社長
当日、開会の挨拶で吉原会長は「はだか麦はこれまで、麦茶やごはんに混ぜて食べるなど粒で使うのが一般的だった。今回は微粉砕したものを加熱・加圧したジュレ、さらには溶けないアイスまで作り上げることができた。日本初の商品を味わっていただき、香川県産ひいては瀬戸内のはだか麦が今後、さらに伸びていく空気を感じてほしい」と述べた。

池田豊人香川県知事も駆け付け「香川県ははだか麦で全国2~3位とトップクラスの生産量を誇る。健康ブームの中、食物繊維が豊富ということで改めて注目されているのがはだか麦だ。菓子やパン、ジュレ、アイスと可能性は無限大だ。香川県も皆さんと一緒にブランド化に取り組んでいきたい。新しい香川の県産品として伸びていくことを願っている」と挨拶した。

〈米麦日報2026年3月4日付〉
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