味の素AGFは4月7日から9日まで、上賀茂神社(賀茂別雷神社、京都市)で体験型催事「京都の四季を味わう神山湧水(こうやまゆうすい)珈琲会 ~桜香る 春のカフェ体験~」を開いている。上賀茂神社との10年超の文化事業の一環で、「神山湧水珈琲」ドリップパック奉納25万杯突破を記念した催し。
桜銘木巡り特別参拝、香守づくり体験ワークショップ、和菓子とのペアリングを通じて、コーヒーの新たな飲用シーンを提案した。参加者は事前応募者から抽選で選ばれ、各日30人、計90人を招待した。
味の素AGF、上賀茂神社で「神山湧水珈琲会」 コーヒー飲用の新たな場面提案
「神山湧水珈琲」と亀屋良長による桜モチーフの春の干菓子
「神山湧水珈琲」と亀屋良長による桜モチーフの春の干菓子
同催事は、味の素AGFが長年取り組んできた上賀茂神社の文化事業の一環として実施したもの。昨年6月の「蛍」をテーマにした企画に続く第2弾で、今回は「桜」をテーマに据えた。斎王桜や樹齢150年を超える御所桜を楽しみ、国宝の本殿・権殿も参拝できる期間限定ツアーとし、上賀茂神社の境内で「神山湧水珈琲」を味わう体験として実施した。

4月7日に行われた開会セレモニーには、味の素AGFの島本憲仁社長、上賀茂神社の髙井俊光宮司に加え、京都府の鈴木一弥副知事、京都市の松井孝治市長、山田松香木店の山田英夫社長、亀屋良長の吉村良和社長が登壇した。

島本社長は、コーヒーは欧米由来の飲み物である一方、日本人の生活に深く入り込んでいる」としたうえで、日本の軟水に合う、やわらかく口当たりのよいコーヒーを追求してきた経緯を説明した。そして、「和菓子やお香など異なる文化との組み合わせによって、コーヒーの新しい価値を生み出していきたい」と語った。

髙井宮司は、上賀茂神社が京都でも最も古い神社の一つで、長い歴史と自然環境を今に伝える場だと紹介。神山の湧水について「やわらかく優しい水」と述べ、桜の香りとコーヒーの香りを感じながら、自然の恵みに感謝してほしいと呼びかけた。
味の素AGF、上賀茂神社で「神山湧水珈琲会」 コーヒー飲用の新たな場面提案
ワークショップに参加した髙井宮司、島本社長、吉村社長
ワークショップに参加した髙井宮司、島本社長、吉村社長
ワークショップでは、江戸時代から続く京都の老舗・山田松香木店監修のもと、参加者が桜をテーマにした特別調合の香りに「神山湧水珈琲」の珈琲粉を配合し、香守づくりを体験した。白檀、丁字、桂皮、大茴香、龍脳なども組み合わせ、自分の好みに応じて香りを調える内容で、宮司、島本社長、亀屋良長の吉村社長も実際に参加した。
神社、コーヒー企業、和菓子店の代表者が同じ場で香りを確かめながら手を動かす場面は、今回の催事の象徴的なシーンとなった。

和菓子とのペアリングでは、1803年創業の亀屋良長による桜モチーフの春の干菓子セットを用意し、「神山湧水珈琲」とともに提供した。
味の素AGF、上賀茂神社で「神山湧水珈琲会」 コーヒー飲用の新たな場面提案
上賀茂神社で「神山湧水珈琲」を奉納。(左から)髙井宮司と味の素AGF島本社長
上賀茂神社で「神山湧水珈琲」を奉納。(左から)髙井宮司と味の素AGF島本社長
味の素AGFは、上賀茂神社との継続的な文化事業を通じて、日本文化や四季の風物詩とコーヒーを結び付けながら、飲用シーンの拡大につなげていく考えだ。島本社長は、コーヒーを日本のライフスタイルの中にさらに溶け込ませていきたいとし、桜やホタル、お香などとの掛け合わせを通じ、親しまれる場面を広げたい考えを語った。
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