いとう教材社は、埼玉県川口市の公設公営保育所全25施設において、紙おむつサブスクリプションサービス「おむつん」を導入する。

「おむつん」について

いとう教材社が2019年11月にサービスを開始した「おむつん」は、保育施設で使用する紙おむつ・おしりふきが使い放題になるサブスクリプションサービス。

「おむつん」利用者は一定の月額利用料を支払うことで、保育施設で使用するおむつ・おしりふきが使い放題になる。利用者のおむつは直接保育施設に届くため、保護者は毎日紙おむつに記名して持参する手間がなくなり、保育士は園児毎にそれぞれのおむつを管理する必要がなくなる。

保育士の業務負担軽減にも貢献

また、「おむつん」は、持続可能なおむつサブスクリプションサービスを目指し、保育士の業務負担軽減の視点を重視し「1箱から翌日配送」「選べる支払方法」「ICTシステム『コドモン』との連携」といったサービスを展開している。中でも「1箱から発注ができ、最短翌日におむつ・おしりふきが届く」という点は、多くの保育施設から評価を得ているそうだ。

保育施設では一般的に収納場所が少ない施設が多く、各施設が多くの在庫を持つことは困難だそうで、「おむつん」のサービスはそのような問題にも対応。注文忘れなどの緊急時にも保育士の業務負担にならず、継続して保育を行える。

6月より正式に運用

そんな「おむつん」が、保護者の利便性の向上と育児の負担軽減、保育園の業務負担軽減を目的として、川口市の施設に導入される。5月から試行実施し、6月より正式に運用を開始となる予定だ。

保育士および保護者の負担が軽減されることで、子どもたちに対する関わりの時間、よりよい保育を考える時間が増加。これが保育士が長く働ける環境を作り、保護者の利便性を向上させることにもつながると同社は考えている。

防災への取り組みも実施

また、埼玉県川口市といとう教材社は、「紙おむつ定額サービスに関する協定」を締結し、大規模な地震などが発生した際には、公設公営保育所に通う子どもの紙おむつ、およびおしりふきの無償提供を行う。おむつサブスクリプションサービスを通じて、公設公営保育所25施設に一定のおむつなどの在庫を確保しておくことで、有事の際にもすぐに無償提供できる体制を整えるという。

保育士が長く働ける環境づくり、保護者の利便性向上を目指す「おむつん」に注目だ。

「おむつん」HP:https://omutsun-hoiku.com
いとう教材社HP:https://ito-kyozaisha.co.jp

(ソルトピーチ)