四季がなく、夏だけのトロピカルなイメージのマレーシア
アイランドリゾートやビーチのイメージが強いのですが、涼風の吹く高原も多くあります。



首都クアラルンプールから車で40分ほどのベンジャヤ・ヒルズ( Benjaya Hills)。
高度は約1000mですが、それでも日中の気温は30度を超えず、夜ともなればひんやりとした空気に包まれます。
そしてその地に「日本以外では、おそらく世界初」であると謳われる日本庭園があります。

熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
雲の近さが 標高を感じさせる
熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
庭園へと続く門
熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
マレーシアとはにわか信じがたいほど

日本の建築士と技術者により造りあげた庭園は日本庭園と茶室からなるジャパニーズ・ヴィレッジ(Japanese Village)は、熱帯のオアシスともいえる場所。

避暑地にある日本庭園。
最寄りの駐車場からはさらに上へと続く階段を上っていきます。
軽く汗ばむのですが、足をとめると涼しい風が吹き抜けていきます。
閑散とした山の中腹に、せせらぎが流れ、そして鯉が泳ぐ。
ふと日本へとワープしたかのような錯覚すらおこしそうな気がします。

熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
池にはゆったりと泳ぐ鯉が
熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
流水の音はまさに日本の夏そのもの
熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
石の階段を昇ると見えてくるのは日本家屋

日本から来てしまうと、涼を感じるだけで終わってしまいそうです。
でも、昨今の日本ブームもあるのでしょうか。ツーリストはみな嬉々として、日本庭園を散策しています。

熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
苔むす岩に日本情緒が宿る
熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
日本家屋では浴衣のレンタルが

日本家屋の中では浴衣のレンタルをしており、着付けをした女性がポーズをとっては写真におさまっています。
これもまたなかなかできない体験とあって、ずいぶんと人気があるようでした。

熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
縁側で涼むこともできる
熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
茶室では茶道教室も
熱帯雨林地帯マレーシアにある高度1000mにある世界初の日本庭園
熱帯雨林の植物が見え隠れ

別宅の茶室では、茶道教室も開催されています。
ここまでくると、本当に日本にもありそうな感じなのですが、そこは熱帯。
日本風の植栽の後ろから、ココナッツの木が見え隠れ。
やはりマレーシアなのだと気づかされます。
それでも小さな滝が流れ、きれいに手入れされた庭は、ここを訪れる人にとっては、イメージする日本なのかもしれません。
それでも訪れた人々は、日本への思いをそれぞれに感じ、楽しんでいるようではありました。

【データ】
店名:ジャパニーズ・ヴィレッジ(Japanese Village)
住所:km 48, Persimpangan Bertingkat Lebuhraya Karak, Colmar Tropicale, Bukit Tinggi, 28750 Bentong, Pahang, 28750
Tel:+60 9-288 8888
URL:http://www.colmartropicale.com.my/recreation.php?name=JapaneseVillage
営業時間:6:00-18:30
休み:無休

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