R-1グランプリの準優勝から一躍人気者になったスギちゃん。買ったばかりのペットボトルのふたを捨てるという、あのワイルドな男である。

そんなスギちゃんに感化されたのか、「ワイルドな生き方」に対する注目度が高まってきている。今回は、そんな中でも“ワイルドなペットとの暮らし”に注目し、どんな生き物との暮らしが可能なのかを探ってみた。

まずはペットショップで買えるものだと、サーバルキャットが人気のよう。愛らしい表情が特徴的だが、体長65~100cmの正真正銘の肉食動物。野生ではネズミやウサギ、時には犬にも襲い掛かるのだとか。自宅で飼うには、個室を与えてあげるのがベダー。200万円前後の値段で販売されている。

また同じネコ科の動物だと、カラカルも話題となっている。こちらはアフリカやインドなどに生息するネコで、体長は55~90cm程度。もちろん一般のネコとは一線を画す迫力がある。ペットショップでの値段は80~100万円前後とか。

さらに爬虫類では、トカゲ、カメ、カメレオンなどに混じり、こんな迫力のペットも。

ヨウスコウワニ。中国の揚子江に生息するワニで、比較的小型で性格も温和なことから、飼育に適していると言われている。それでも成長すると2mほどに達する為、かなりスペースを確保する必要があるとか。

また、ペットショップでは販売されていないが、長野県で飼育されている驚きの実例を発見。なんとツキノワグマである。まずクリアしないといけない条件は壊れない檻。しかも1頭につき2平方メートル以上の広さが必要とのこと。また、力が強過ぎて散歩に連れていけない為、その分しっかりと遊んであげることが大切なのだとか。生死を掛けた遊びにならないよう、信頼関係をしっかり築くことが重要だ。

ちなみにワイルドすぎる動物を飼育するには、都道府県知事の許可を得なければならない可能性大。環境省が制定する動物愛護管理法(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/danger.html)によると、

「人に危害を加える恐れのある危険な動物(特定動物)を飼う場合には、動物種・飼養施設ごとに都道府県知事又は政令市の長の許可が必要です。また、飼養施設の構造や保管方法についての基準を守らなくてはなりません」

とある。

つまり基準を満たした上で許可を取り、尚かつワシントン条約に抵触しない動物であれば、いかに危険であっても飼えるというわけだ。しかし、それはあくまでルール上の話。ワイルドだろぉ~!とペットを自慢したい人を止めるのは難しいが、もちろん危険な動物との生活は推奨できるものではない。

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