6月15日、オウム真理教の最後の逃亡犯・高橋克也が逮捕された。逮捕されたのは、潜伏生活を続けていた川崎から電車で一駅の距離にある蒲田。
逃亡中の12日間は鶴見駅付近の個室ビデオ店を転々としていたようで、逮捕時はシャツこそ汚れていたものの、髪の毛はセットされており、とても逃亡犯とは思えない印象だった。この、清潔感をなるべく保ちながら、街に紛れ込もうとする方法は、彼が17年間で培った逃亡術だったのかもしれない。
今回、高橋容疑者も利用していたが、個室ビデオ店やマンガ喫茶には、そこを生活拠点とする、いわゆる“ネットカフェ難民”が数多く存在する。厚生労働省の調査によるとその数は5400人。最近ではサウナやファストフード店で生活する人もいるという。
では彼らは一体どのような生活を送っているのだろうか。2ちゃんねるのスレッド「ネットカフェ難民の思い出」では、実際にネットカフェで生活を送っていた人たちが、こんな意見を交わしていた。
「ネカフェ代のほかにもコインロッカー代やシャワー代もかかる。ネカフェも毎晩空いている保証もないし、シャワーも先客がいると時間配分が狂う」
「夜寝てると、いびきがうるさいと起こされた。それから寝ようとしたら、両側のいびきがうるさくて、眠れなくなる。本当は誰がうるさかったんだ?」
「タッパがあったから、フラット席が広いネカフェを見つけるのに苦労したなあ」
「いびきだけじゃなく体臭も問題だよな。
このようにネットカフェでの生活は、設備の問題や客同士のトラブルがつきまとう。いくらスペースが確保できるとはいえ、健康や精神的な面を充実させるのは難しいようだ。
元画像url http://jrnl-parts.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/bc6726a6b2530d6786183b556604a74b.jpg