東邦レオ株式会社は、マンションやビル、学校、病院などの既設建築物(RC造)を対象に、既存タイル外壁を撤去せず、壁全面を固定一体化する外壁剥落防止工法「エクセルピンネット工法」を開発、2014年6月18日(水)より全国発売する。

東日本大震災において数多く発生した外壁タイルやモルタル仕上げの剥離・剥落現象。

平時においても温湿度変化による躯体と仕上げ層の膨張収縮や、仕上げや張付けに使ったモルタルの劣化等により外壁タイル等の落下が報告されている。

建築物ストックの有効活用が求められる中、国交省では老朽化対策として経年で劣化するタイルやモルタルの既存壁の維持・保全を重要課題としている。地震などの災害被害が多い都市部、特に通行人の多いエリアを中心に、建物の所有者・管理者は建物の劣化対策や耐震化に留まらず、外壁剥落のリスクを低減するための対策と安全性の担保が重要な要素となる。

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「エクセルピンネット工法」。画像:東邦レオ

「エクセルピンネット工法」は、専用ステンレスアンカー、特殊ガラスメッシュ、カチオン系ポリマーセメントモルタルを用いて脆弱な既存仕上げ層を強固に固定し、耐風圧力、耐地震力において安全性を確保する『リスク対策型』の外壁リニューアル工法。

市場導入に際しては、品質の安定化を図るため自社責任施工体制を構築、既存仕上げ層の躯体からの剥離、剥落に関して施工後10年間の品質保証制度も確立している。2014年1月には一般財団法人日本建築センターによる「建設技術審査証明」も取得。

価格は7,800円/平米から(税別。新規仕上げとして建築用塗材に対応した下地まで責任施工する費用を含む)。在来工法と比べ2割から最大4割安の低コストで導入することが可能。

■ニュースリンク先
http://www.value-press.com/pressrelease/127140
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