住友林業株式会社(本社:東京都千代田区)は、富裕層を対象とした「邸宅設計プロジェクト」を本格始動し、駒沢公園ハウジングギャラリー(東京都世田谷区)においてモデルハウスをオープンする。
本プロジェクトは、競争環境が一層激しさを増す住宅市場において、デザインに非常にこだわりのある富裕層に向けた住まいの提供を、従来以上に強化することを目指すもの。
まず、モデルハウスについては、2つのタイプの都市型モデルを駒沢モデルハウスと八事モデルハウス(愛知県名古屋市)にそれぞれ建設。両モデルハウスの設計は、同社内において難易度の高い特殊物件を担当している設計集団「デザイン・パートナー・グループ(以下DPG)」が担当。
また、来年1月には、両モデルハウスを基にした新商品の発売開始を予定しており、本商品の設計はDPGに加え、10月1日に一層のデザイン力強化をめざし新たに任命された、全国の支店において高級物件を担当する80名の「デザイナー」が担当する。
静寂と日本の四季を感じる空間。画像:住友林業
本プロジェクトの第一弾となる駒沢モデルハウスは「都市に建てる日本の風情」をイメージし、敷地いっぱいに建てた外壁の中に、静寂と日本の四季を感じる空間を表現。日本の山野に自生する樹を主とした庭を中央に配置し、その庭を各部屋に連続させることで、広がりのある一続きの「内に開く」空間を実現している。また、第二弾となる八事モデルハウスではゆったりとした敷地特性を活かし、「外に開く」間取りを提案する。

日本の伝統文化を表現。画像:住友林業
さらに、駒沢モデルハウスの企画に際しては、インテリアデザイナー橋本夕紀夫氏とコラボレーションし、日本の伝統や文化を表現。日本の伝統技術である左官技術を活用した塗り壁をはじめとして、漆塗り、金箔、銀箔、組子障子などを随所に取り入れるなど、嗜好をこらしたデザインとしている。
■「邸宅設計プロジェクト」詳細http://sfc.jp/ie/designpartnergroup/rdp/