突然ですが、クイズです。上の写真のA~Fは、有名バーガーチェーンのフライドポテトです。
ちなみに、この6種類(Eは2種類のポテトを販売している)は、マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキー、バーガーキング、フレッシュネスバーガー、ロッテリアの6店舗で出しているフライドポテトです。
こうして並べてみると、しょっちゅう食べているマクドナルドのマックフライポテトでも、案外、見分けがつかない人も多いのでは? ぜひ挑戦してみてください。
果たしてどれがマクドナルドのポテト?

答えはCでした。わかりましたか?
フライドポテトを見分けるのに、1番わかりやすいのがジャガイモのカット方法です。マクドナルドのポテトは、「シューストリング」というカットスタイルを採用しています。
これは、じゃがいもを“靴ひも”のように細長くカットする方法のこと。細いので揚げ時間が短くなり、カリッとさせつつもホクホクに仕上げられるメリットがあります。また、マクドナルドのポテトの特徴としては、「ゴールデンブラウン」という色。これは、深みある黄金色のこと。油の温度・時間を調節して、焦げた色にならないようにしているんです。

ちなみに、ほかに「シューストリング」を採用しているのは、ロッテリアとフレッシュネスバーガー(右側)。
ケンタッキーやバーガーキング、モスバーガーは「シューストリング」よりもやや太めで、これは「レギュラータイプ」というカット方法です。
ちなみにフレッシュネスバーガーは「シューストリング」のポテトに加え、三日月状の皮付きタイプも出しています。これは「ウェッジカット」というカット方法です。ステーキやハンバーグなどのサイドメニューでよく見るタイプですね。これはジャガイモ本来の食感、味わい、しっとり感も楽しめるタイプです。

フライドポテトには、このほかに、棒状でも太くてギザギザにカットしたタイプや、横にスライスタイプ。格子状タイプ、くるくる渦まき状になったタイプなどもあり、それぞれに食感が違います。また、同じカット方法でも、ジャガイモの種類、油の種類、揚げ時間、味付けなどで、大きく味わいが変わります。みなさんはどこのフライドポテトが1番好きですか?
(撮影・文◎土原亜子)