●「ホットプレートの常識を覆した」と話題になり、1年で累計13万台以上売れた話題の調理家電「abien MAGIC GRILL」(2022モデル)。実際に使って支持される理由を探ってみた。
ここ数年で急激な進化を遂げている調理家電。その魅力といえば、時短やほったらかし調理系の「料理がラクになる」、「料理がもっとおいしくなる」などでしたが、最近は「料理をするモチベーションが上がり、料理が楽しくなる」ものも増えたように思います。
こちらの「abien MAGIC GRILL(2022モデル、以下同)」もその一つ。

「所さんお届けモノです!」というテレビ番組で、家電好きなお笑い芸人・麒麟の川島さんがオススメしたことでさらに注目され、爆発的に売れたホットプレートです。昭和生まれの筆者が思い浮かべるホットプレートのイメージからは随分かけ離れていますが、スタイリッシュなデザインが料理へのモチベーションをあげ、作る人を“その気”にさせてくれるのだとか。
実際に使ってみて感じた魅力をご紹介しましょう!
「abien MAGIC GRILL」は誰でもすぐ使えるシンプルな構造がいい

筆者が最新家電に手を出せない一番の理由が、「使いこなすのが難しそう」ということ。しかし「abien MAGIC GRILL」はパーツがプレート、スタンド脚2個、電源コードのみ。使い方は従来のホットプレートと変わらず、つまみを回して温度調節(4段階)をするだけ、と拍子抜けするほどシンプルです。組み立ても、プレートにカチッとスタンド脚をはめるだけでした。
世界最薄レベル!? 薄すぎるプレート

驚いたのが、プレートの薄さ。極薄プレートの中にプレートが内蔵(完全一体化)。しかし鉄板のような重厚感があるので、頼りなさは全く感じません。
これまでのホットプレートのように囲いがなく、グリルで出た油の行方が気になっていたのですが、よく見るとプレートが中心に向かって緩やかにカーブしており、油は中央に集まる作りになっていました。

縁にはさりげなく凸部があるので、よほど水気の多い料理でなければ、こぼれる心配もなさそうです。
実際にお肉を焼いてみた! そのお肉のおいしさと、思わぬ嬉しいポイントとは?

少量の油でも食材がこびりつきにくいそうで、いつもの1/10ほどの油でお肉を焼いてみました。
見た目が限りなく鉄板に近いので、家で鉄板焼きをしている気分に! これはテンションが上がりますね。
お肉が焼ける音もたまりません。この製品は国内のホットプレート業界で初めて、熱源に高密度なフィルム状のヒーター“サーキットヒーター”を採用。プレート上がムラなく同じ温度になるのだそうです。なので、お肉を焼きながらプレートの端に野菜をのせてもよく焼けます。

油の少ない赤身肉を焼きましたが、本当にごくわずかな油で問題なく綺麗に焼けました。心なしか、焼いたお肉がいつもよりおいしい。お肉の柔らかさには確実な違いがあり、ふっくら仕上がりました。
特殊な技術により、“プレートに食材を置くと一時的に表面温度が下がる問題”を解決しているそうで、それが関係しているのかもしれません。
汚れが落ちすぎて感動! 一瞬でプレートがピカピカに

筆者が感動したのが、片付けの時。上の画像をご覧ください。お肉を焼いた跡がしっかり残っています。焼きたてのステーキをゆっくり堪能したため、時間が経って焦げが固まっていました。
が、キッチンペーパーで撫でるとこの通り!
まるで深夜の通販番組かのように、汚れがスーッと落ちます。それはもう快感を覚えるほど。プレート全体をさっと拭いただけで、あっという間に使用前のようにピカピカになりました。これは感動もの!

通常のホットプレートだと本体からプレートを外して、洗って……という工程が面倒だったのでうれしいポイントです。もちろん、プレートは丸洗いできます。
立てかけるだけでOK! 収納場所を取らない

ホットプレートの悩みといえば「かさばって収納場所に困ること」ですが、「abien MAGIC GRILL」はプレートが薄くパーツも少ないので、このように棚の隅に立てかけて収納できます。かなりコンパクトで、収納スペースもほとんど必要ありません。
調査結果
「abien MAGIC GRILL」はただスタイリッシュなだけではなく、従来のホットプレートに感じていたハードルやデメリットまで払拭してくれる優秀調理家電でした。まさに「ホットプレートの常識を覆す」製品。日常使いはもちろん、テーブルに置くと映えるのでホームパーティーでも大活躍しそうです。
●DATA
abien公式オンラインショップ
https://abien-jp.com/
「abien MAGIC GRILL」公式ページ
https://grill.abien-jp.com/abien-magic-grill/
(撮影・文◎佐々木 舞)
●著者プロフィール
佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。