●兵庫県神戸市は、老舗洋食のヘレカツや中華街の肉まんなど日本屈指のグルメが揃います。実は餃子もその一つ。
神戸グルメと聞くと老舗洋食店や、中華街の点心などが真っ先に思い浮かびますが、実は“餃子”もご当地ならではの特色を持っています。

神戸の餃子は、赤味噌をベースとした味噌ダレで食べられています。王道の味を体験するなら1957年創業の老舗『ひょうたん』がおすすめ。
神戸っ子なら知らない人はいない老舗中の老舗です。一時閉業に追い込まれましたが、2021年に復活し、現在は三宮や元町など主要観光地での営業のほか、お取り寄せも可能です。

お土産用は「焼」、「生(冷凍)」から選べ、移動が長かったので「生」を買って帰りました。餃子1個の大きさは少しスリムで一口サイズ。移動中に完全に解凍されてしまいましたが、取り出すときに皮が破けることなく、フライパンに並べることができました。
皮が秀逸な『ひょうたん』の餃子。赤味噌だれが絶品!

ちょっと焼きすぎてしまった気はしますが、焼き目はカリッと、蒸された部分はモチモチに仕上がりました。皮が秀逸で、具のシンプルさがおいしさをさらに助長しています。

さて、コレなくして神戸餃子を語れない味噌ダレにつけてみましょう。『ひょうたん』では、赤味噌ベースに挽肉を加えて味に奥行きを与えています。想像よりも味噌がきいていて、グッとビールが進む濃い味です。
今回は「生」を購入しましたが、帰宅後すぐに食べるなら加減ばっちりの「焼き」タイプも良さそう! 神戸でしか食べられない味噌ダレ餃子の世界。お土産にも重宝しそうです。
調査結果
神戸の老舗餃子店『ひょうたん』は、他にはない皮のモチモチ食感を堪能できます。庶民派で価格もリーズナブルなので、お土産やお取り寄せにもおすすめです。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●DATA
ひょうたん
https://hyoutan-kobe1957.com/