●東京都内の人気観光地「深大寺」の近くにオープンした連日大行列のカフェ『果実屋珈琲』とは? 実際に並んでその正体を探ってきた
東京都調布市にある有名な観光スポット「深大寺」。そこから歩いて5分ほどのところに、『果実屋珈琲(かじつやコーヒー)』という大きなカフェがオープンしました。
「自然の恵みを贅沢に」をコンセプトに作られた和モダンのカフェで、構想からオープンまで2年もの月日をかけて完成させたそうです。混みそうなタイミングを避けて平日の14時前に行ってみましたが、待機場所にはたくさんの人で溢れていました。
店内入ってすぐのところには、お持ち帰り用のフルーツゼリーやフルーツサンド、店内で作った食パンの販売、またその日に使われているフルーツの展示などがあります。
『果実屋珈琲』では、独自のルートで仕入れた新鮮なフルーツかつ、さらに毎朝糖度を測定し一定以上の甘さのものだけを使ってるのだとか。
席が空くのを待っている間にメニューをチェックすると、フルーツサンドやフルーツパフェ、フルーツを使った飲み物などがずらり。どれも魅力的なので、悩んでいるうちに待ち時間はあっという間に過ぎていきました。
迷ったらコレ! 欲張りな「フルーツミックスサンドのハーフ&ハーフ」
お店のおすすめは、さまざまなフルーツを一度に楽しめる「フルーツミックスサンド」。今回は、さらに惣菜系サンドまで食べられる「フルーツミックスサンドのハーフ&ハーフ」にしました。惣菜系サンドにはいくつか種類がありますが、筆者は「名物かにサラダ」をチョイス。
フルーツミックスサンドは食べるたびに違うフルーツを味わえて得した気分です。
「名物かにサラダサンド」は、コールスローにたっぷりのかにが入ったもの。シャキシャキ食感と程よい塩味が良いですね。フルーツサンドと交互に食べれば、甘いとしょっぱいのループで無限に食べられそうです。
ちなみに使われている食パンは店内で作られたもの。
フルーツそのものを存分に味わいたいなら「フルーツパフェ」
『果実屋珈琲』ではパフェも人気。いくつか種類がありますが、今回は季節のパフェ「完熟マンゴーのパフェ」を注文しました。使われているのは専門家の厳しい選定で選び抜かれたものだけが名乗ることを許される「グラシアスブランド」のマンゴーで、樹で美味しさ、甘さを限界まで育てて熟させたものだとか。
そのうえ、糖度が15%以上のものしかお店に出さないそうです。宮崎県の高級マンゴー「太陽のたまご」と同じ糖度条件ですね。そんな貴重なマンゴーが丸一個使われた贅沢なパフェを2000円以下で食べられるのは嬉しい!
表面が光り輝き、溢れんばかりの果汁を含んだマンゴーは、口に入れた途端にとろけます。
食べ進めていくと、生クリームの下からカシスのシャーベットが、さらにその下から果肉たっぷりのマンゴーゼリーがお目見え。カシスとマンゴーの相性も抜群で、シンプルに素材そのものを楽しむ大人の贅沢パフェでした。
フルーツたっぷりのドリンクも
フルーツを使った飲み物も種類豊富です。こちらは「フルーツアイスティー」(ホットもあり)。
まとめ
実際に訪れてみて驚いたのがコスパの高さ。都内のカフェなら、この値段でこんなにフルーツたっぷりの贅沢スイーツにはありつけません。良い意味で、質と値段が見合っておらず、並んで待つ価値がありました。今後店舗が増えていくことが楽しみです。
(撮影・文◎佐々木舞)
●SHOP INFO
果実屋珈琲
住:東京都調布市深大寺東町1丁目1−1
営:カフェ8:00 - 18:00(L.O.17:30)、ショップ&テイクアウト10:00 - 18:00
●著者プロフィール
佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。