関西で人気を博している天ぷら専門店『まきの』をご存知ですか? 関西で暮らす友人に聞くと、「あぁ、いつも梅田や三宮のまきのは行列ができているよ」とのこと。しかし、東京に暮らす人にとってはあまり馴染みがないはずです。
それもそのはず、まきのは都内に武蔵小山と池袋サンシャインシティにしかありません。最近、千葉県柏市のららぽーと樫の葉にもお店ができたそうです。筆者はたまたま武蔵小山店を訪れたことがあり、そのときに大きな衝撃を受けました……。今回はそんな『まきの』の魅力をご紹介しましょう!
目の前で天ぷらを揚げてくれる福岡スタイル

まきのを運営するのは、『丸亀製麺』でおなじみのトリドールホールディングス。丸亀製麺といえば、リーズナブルでおいしい讃岐うどんのお店ですが、まさか同じ会社が運営しているとは思いもしませんでした。

まきのの最大の特徴は、オーダーを受けてから天ぷらを揚げてくれること。しかも目の前で! 筆者はこのスタイルにあまり馴染みがなかったのですが、そういえば九州の名店『ひらお』なども同じシステムですね。

天ぷらが揚がる前に食べてほしいのが、カウンターに置かれた「いかの塩辛」と「ゆず大根」です。実はこの2つは食べ放題! 天ぷらを食べ始める前からつい一杯やりたくなるので、我慢せずにビールや日本酒を注文してしまいましょう。
揚げたての天ぷらは具が大きくて食べ応えアリ

まずは一番人気の「まきの定食」をいただきます。基本のメニュー構成は、海老、いか、魚2品、野菜3品となっており、これでたったの990円! 今回はせっかくなので「玉子天」もプラスしましたが、それでも1090円という驚きの価格。「天ぷら=高級」というイメージが大きく覆されます。
どの天ぷらも具が大きくて、衣は薄付き。

ちなみに、「玉子天」はごはんの上に載せて、特製ダレと黒七味をかけて食べるのがおすすめ。卵かけご飯に天かすを混ぜたようなコクがあり、これも塩辛とゆず大根と同様、ごはんが止まらなくなります。

今回はせっかくなので「鱧と丸なすの夏定食」(※現在は終了)もいただきました。こういった旬の食材を使った天ぷらも楽しめるのが『まきの』の魅力。定食だけでなく単品での注文もできるので、好みの天ぷらとお酒を一杯といった楽しみ方も良さそうです。

ほかにも、海老天が3本の「海老天定食」(890円)や、大穴子が1本付いた「大穴子天定食」(1190円)など、天ぷら好きにはたまらないセットが揃っています。気になる人はぜひ近くの『まきの』へ足を運んでみてください!
(取材・文◎今西絢美)
●SHOP INFO

店名:まきの武蔵小山店
住:東京都品川区在原3-8-5 トーシン第3ビル1F
TEL:03-5751-7017
営:11:00~22:00(L.O.21:30)
休:なし
https://www.toridoll.com/shop/makino/
※価格は全て税抜