世界的にサステナブル(持続可能な考え方)というワードが盛んに取り沙汰されています。日本でも海洋ごみ問題への取り組みとして、レジ袋が有料になり2ヶ月が経ったわけですが、食品のジャンルにもサステナブルを実践するものがあります。
なぜ植物肉が注目されているのかというと、健康や宗教上の理由以外に、環境問題への配慮も大きいのです。肉や乳製品の元となる家畜から放出される排気ガスは温暖化の原因の一つとされ、さらに動物の飼育のために多くの餌や水のために広い土地も必要となるため、植物肉の普及はエコにつながる、というわけなのです。
環境にもよくて、味もよかったらなおよし。ということで、今回はスウェーデン発祥のブランド『イケア』で販売中の植物由来の新作フードメニューをご紹介します。スウェーデンは世界的に見て、ベジタリアン・ヴィーガン食の先進国で、植物肉の味わいの良さにも定評があります。そのおいしさをぜひ体験してみてください。
IKEAのプラントベースフードの実力は?

本物そっくりの大豆などでできたカツがボリューミー。野菜たっぷりのプラントカレーも満足感の高い味付けで、食欲をそそる一品です。

大豆、コーン、オニオン、グリーンピースなどからできた具材を巻いたプラントベースのロールキャベツ。挽肉のようにスープを吸ってジューシーな食感も再現度高めです。

大豆とオニオンなどで作ったプラントベースのケバブをたっぷり使ったエスニック風サラダです。すべて植物由来の素材でヘルシーなのに食べ応え満点。これだけでもお腹いっぱいになりそうです。

中に巻かれているのは、ケール、レンズ豆、キヌア、タマネギ、小麦プロテインなどからできたベジソーセージです。たっぷりのサラダ野菜をラップで巻いています。言われなければ気がつかないくらい、肉らしい食感と味わいに驚くはず。

こちらは乳製品を使っていないチョコレートムース。食感が気になるところですが、キャロットピューレでなめらかさを出しており、爽やかな風味がカカオのコクとも相性バツグン。シーベリー(グミ科のフルーツ)の食感もやみつきになるデザートです。

プラントベースのベジソーセージをまろやかなベジチーズとともに挟んだ一品。価格もリーズナブルなので、プラントベースの食品に初挑戦する人にもおすすめです。

ツンブロードとは、スウェーデンの薄焼きのパンのこと。
●DATA
イケア
https://www.ikea.com/jp/ja/