旨すぎる缶詰として有名な『いなば』の「タイカレー」。日常の食事はもちろん、最近ではアレンジ自在の優秀キャンプ飯や美味しい非常食としても人気ですよね。
それがこちらの「タイカレー&ごはん」、そして同時発売された「ガパオ&ごはん」です。

その名の通りなんと、ごはんがセットになっています。缶詰はこれまで、ごはんを別に用意する必要がありましたが、その手間すらかからなくなりました。
しかも、セットのごはんは本場ジャスミンライス。手間なく、より本格的にタイ料理を味わうことができるなんて、いなばさん、天才です。
発売後、即SNSでバズった影響なのか、まだ取扱店舗が少ないのか、筆者の場合は1ヶ月ほど探し回っても見つけられず、オンラインで購入しました。早速食べてみましょう!
「タイカレー&ごはん」の気になるジャスミンライスの仕上がりは?

まずは「タイカレー&ごはん」から。パッケージを開けると、このように2つの缶が出てきました。開けてみると、ゴロッとした大きなチキン入りのタイカレーと、ジャスミンライスがお目見え。

この時点ですでに東南アジア独特のエスニックな香りが漂い、久しぶりの海外の香りにワクワクします。
気になるジャスミンライスをお皿に出してみましょう。

ジャスミンライスとは最高級のタイ米で、華やかで甘い香りの風味があることから「香り米」とも呼ばれています。
また、缶詰にぎゅうぎゅうに詰まっているので、残念なことに出す時に少しタイ米が崩れてしまいました。
少し不安を覚えつつ、タイカレーも同じ器に移して電子レンジで温めてみます。

2分ほど温めたら完成。部屋いっぱいにタイカレーの良い香りが広がっています。ちなみに筆者は、多い時は1年間に4回タイにタイ料理を食べに行くほどのタイ料理好きなのですが、『いなば』の「タイカレー(グリーンカレー)」はお気に入り。
低価格、しかも缶詰でここまで本格的なタイカレーを味わえるなんて本当にすごいと思います。ピリッとくる青唐辛子のすっきりした辛さや、ココナッツミルクのまろやかさ、タイらしいレモングラスなどのスパイスの風味は、まさに本場の味です。
さて、気になるのは、ジャスミンライスですよね。

先ほどまでボロボロとした感触だったのに、レンジで温めることでツヤっとみずみずしい見た目に。食べてみるとびっくり! ボロボロ感なんて一切ありません。
固すぎず柔らかすぎず、パラパラとした食感、噛むほどに広がる上品な甘さは、文句なしにイメージ通りのジャスミンライスです。器に移す際にお米が崩れてしまったのも、実際に食べてみれば特に気になりませんでした。
当然タイカレーとの相性は抜群。これまで白米と一緒に食べていましたが、ジャスミンライスと合わせることで、いつものタイカレーが何倍も美味しく感じました。
「ガパオ&ごはん」も旨すぎた!

『いなば』の「ガパオ」は初挑戦です。「タイカレー&ごはん」と同様、ガパオの缶とジャスミンライスの缶が2つセットになっていました。

ガパオはスープがゼラチンのように固まっています。こちらも器に移して電子レンジで温めるだけ。温めている間に、パッケージにあるように目玉焼きを作って乗せてみました。

スープが多めです。筆者はスープなしよりもスープたっぷりシャバシャバ系ガパオライスの方が好みなので嬉しい! ピリッとした辛さと、タイ料理独特の甘さが交互に攻めてきてスプーンが止まりません。食欲を掻き立てるクセになる味わいです。

とろりとしたスープが具材やご飯にしっかり絡んで美味しい。バジルが良いアクセントになっています。辛さはあるものの、香辛料の刺激や風味はそこまで強くなく、クセが少なく食べやすいガパオライスですね。
本格的なタイ料理好きだと少し物足りなさを感じるかもしれませんが、日本人の舌に合う味付けだと思います。
ご飯すら用意する必要がなく、ただ電子レンジでチンするだけで絶品タイ料理を味わえる「タイカレー&ご飯」と「ガパオ&ごはん」。その手軽さと本格的な味わいに驚かされました。ボリュームも十分。タイ料理好きの皆さん、ぜひお試しください。
(撮影・文◎佐々木 舞)
●著者プロフィール
佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。