ニッポンの名酒がカップ酒で楽しめる！ 日本百貨店で買いたい限定「ご当地カップ酒」5選

　手頃な飲み切りサイズと可愛いパッケージデザインで、カップ酒の人気と注目度はここ数年で一気に急上昇。昭和のお父さんがチビリちびりと傾けていたイメージは、完全に過去のものとなった感すらあるほどです。

　セレクトショップ『日本百貨店』では、ただ今都内及び近郊で営業中の5店舗にて「ご当地カップ酒」全5種類を販売しています。日本酒に一家言を持つ愛好家をも唸らせる、老舗酒蔵の銘酒ばかりを取り揃えた注目のラインナップ。その全容を詳しく紹介していきましょう！

「陸奥 八仙 特別純米」【青森県】

「陸奥 八仙 特別純米」は、青森県八戸市の老舗酒蔵『八戸酒造』が手掛けた純米酒。青森県産米とオリジナルの酵母、八戸市の「蟹沢名水」で仕込んだ一献は、華やかな吟醸香と爽やかな甘みが特徴です。ラベルには青森南部地方の郷土玩具「八幡馬」と「うさぎりんご」があしらわれています。　

　どの温度でも美味しくいただけますが、オススメはフレッシュな味わいを楽しめる“冷酒”。世界酒蔵ランキング2021で第1位に輝くなど、世界が認める注目の酒蔵『八戸酒造』が造った爽やかな美味しさを、じっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

「山の井 純米吟醸」【福島県】

「山の井 純米吟醸」は、福島県を代表する老舗酒蔵『会津酒造』の銘酒「山の井」の純米吟醸をカップ酒にパッケージした贅沢な一献。地下40mから組み上げた全国屈指の超軟水を使用し、その酒質は”やわらかく、きれいで、飲みやすい”と表現される、洗練された味わいが特徴です。

　福島・会津地方の郷土玩具「赤べこ」と「起き上がり小法師」を配した可愛らしいラベルデザインを採用しており、福島に思いを馳せながら美味しい一杯を傾けることができます。

「スキー正宗 純米大吟醸」【新潟県】

　スキー発祥の地とされることから、銘柄に“スキー”の名が刻まれた「スキー正宗 純米大吟醸」は、新潟県上越市の酒蔵『武蔵野酒造』が作る純米大吟醸。米どころの上越エリアで作られたお酒の味わいは、やや辛口でありながら甘みも感じるのが特徴です。

　ラベルには上越地方で古くから愛されている「三角だるま」と新潟銘菓の「笹団子」、そして酒造りにおけるメインキャストの「米」が描かれており、そこはかとなく新潟のイメージを感じさせるデザインとなっています。

「川鶴 純米吟醸」【香川県】

「川鶴 純米吟醸」は、香川県で130年以上に渡って愛され続けている『川鶴酒造』の代表銘柄「川鶴」をパッケージしたカップ酒。地元香川で栽培されている日本酒専用の品種「オオセト米」と、香川の県花・県木であるオリーブの実から作った「さぬきオリーブ酵母」で仕込んだ純米吟醸は、爽やかな香りとキレの良さ、米の旨味が際立つ味わいを備えています。

　こちらのラベルは、高松の郷土玩具「高松張子」のひとつ「奉公さん」と、西讃岐の伝統菓子「おいり」、香川県の特産品「いりこ」、そして酵母に使われている「オリーブ」をデザイン。香川生まれの新しい日本酒を、ぜひ存分に楽しんでみてください。

「天吹」【佐賀県】

　最後に紹介するのは、佐賀県で300年以上の歴史を持つ超老舗酒蔵『天吹酒造』の代表銘柄「天吹（あまぶき）」。いちごの花と桜の花から分離した天然の清酒酵母「花酵母」を使い、さらに古代米の「紫黒米」でピンクに色付けした純米吟醸クラスの日本酒です。その味わいは柔らかく包み込むような米の旨みと、あっさりとした口当たりを備えており、ワイングラスに注いで優雅に楽しむというのも大いにアリです。

　ラベルデザインは、酵母にも使われている桜と、有田焼よりも古い焼き物として知られる「尾崎焼」の「尾崎人形」、佐賀の新たなお土産として注目度急上昇中の人気菓子「シベリア」が描かれています。

　老舗蔵元のハイレベルな日本酒を、可愛いデザインのラベルとともに手軽に味わうことができる「ご当地カップ酒」。5本まとめて購入して、美味しさの違いを飲み比べて確認するというのが間違いのない選択となりそうです。なお、取り扱う店舗が限られていますので、公式サイト等でしっかり確認をしてから販売を行っている『日本百貨店』へ向かってくださいね！

●DATA

日本百貨店「ご当地カップ酒」

取扱店舗：『日本百貨店』5店舗（にほんばし總本店、しょくひんかん、とうきょう、まちだ、いちかわ）
https://www.nippon-dept.jp/
※価格は全て税込