今朝は昨年12月に25歳を迎えた、みなさんきっとご存知のある装置のお話です。

あ!聞いたことある!知ってる知ってる!

まずは、その装置のミニチュアを持って、街のみなさんに聞いてみました。これ、知ってますか?

▼「(女子高生)呼び込み君!?え、ちっちゃい頃スーパーとかで見たことある。

え、でも聞いたことある気がする、合ってるか分かんないけど。(ポポ~ポポポポ♪)あ!聞いたことある、これですこれです!」

▼「(30代男性)あれ?これなんかドンキホーテとかにあるやつですかね?そうですよね、名前は分からないですね。あ、音は、はい、知ってます知ってます。(ポポ~ポポポポ♪)そうっすよね、知ってます知ってます。やっぱドンキホーテですよね。なんかカワイイ奴がスピーカーになってるなって。で、通るとそこから声が出るので何だろうと思うとこれがあります。」

▼「(母娘)娘:全然見覚えないです。母:はい、私も分かんないです。音が出る?(ポポ~ポポポポ♪)二人:あ~知ってる!知ってる知ってる知ってる。母:スーパーで流れてるやつ。知ってました。意識してるっているか、スーパーに入ったら流れてて、あ~スーパー来たな~と思って、なんとなく買ってしまうかも。

全国スーパーどこでも流れてると思いますけど。私たち愛知県なんで。新潟にいたときも流れてると思う、関西でも流れてる。どこでも流れてる。♪チャチャ~チャチャララ、チャチャ~チャチャララ~♪」

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<本物の「呼び込み君」 20センチくらいの背の高さです>
発売から四半世紀!知ってるけど知らない「呼び込み君」
<みなさんに見せたのはこちらのミニチュア 黒いボタンを押すと音が流れます!>

こちらは、群馬県みどり市にある群馬電機が開発した、「呼び込み君」。スーパーなどの販促に使われる録音再生装置ですが、この音は、聞き覚えある方多いのでは?

ミニチュアを見せて、すぐ名前が出る人や名前は出ないけど見たことはあるという人、そして見ても知らないという人と様々。でもみなさん音を聞くと瞬時に分かる!

電光掲示場などで特売品のお知らせをしたとしても、後ろを向いてるお客さんには届かない、ということで、カセットテープレコーダー作りから始まった会社なんだから、音でいこう!と開発が始まったのだそう。そして2000年に、当時はまだ珍しかったICチップに録音するこの装置が誕生しました。

それまでのカセットテープだと毎日流しているとテープが伸びる!と困っていたスーパーに向けての自信作でした。しかし、群馬電機はモノづくりの会社。売り込んでいく、ということに慣れておらず、なかなか上手くできず、最初は難航。なんとか使ってみてください!と頼んで置いてもらっていきました。

クリスマスプレゼントに「呼び込み君」!?

発売から15年目くらいに、テレビの情報番組に取り上げられて注目されるようになり、そして、2019年、ついに大ブレイクを迎えます。きっかけはこの小さい「呼び込み君」。群馬電機株式会社自社製品設計部、営業担当の佐藤秀之さんにお話を伺いました。

群馬電機株式会社自社製品設計部 営業担当 佐藤秀之さん

「プラモデルメーカーさんが、当時熱心に作りたいと。そんなもん売れないだろうと思いながら(笑)、けど、いや絶対売れますってみたいなお話でですね、初めての取組みで作ったのがこのスーパーサウンド呼び込み君ミニ。これが口火だったと思いますね。

すごかったみたいです。当時、日経トレンディの雑誌の表紙の左下かなんかに顔がいて、あれ?お前なんでここにいるんだ?という、それぐらい間違って売れたみたいです。

で、こういうことがあったんで、例えばスーパーでの動きでいうと、これ音が出る商品なので看板の後ろに隠れてても良いわけなんですけど、どうやらこのおもちゃが出て売れるようになってから、表に出てきたっていう話もあってですね、この呼び込み君がいた!と。ここにいた、あそこにいた、そこにいたと、子ども達に人気があって、呼び込み君を、例えばクリスマスプレゼントに買うとかっていうですね、本来我々、スーパーで使っていただく、100%そうだったんですけど、今ではそうやって個人買いのお客様も結構いてですね、ほんとにビックリしてるところなんですけど。」

クリスマスプレゼントに「呼び込み君」はすごい人気ですよね~!

この小さい呼び込み君のおもちゃが、その年の日経トレンディの「今年のおもちゃ」の中に選ばれたんです。それだけ良く売れたということです。

発売から四半世紀!知ってるけど知らない「呼び込み君」
<こちらがブレイクの口火を切った、プラモデルメーカーが作ったおもちゃです。>

それから先は、次々と話がきます。

クレーンゲームの景品としてぬいぐるみにしたい!クッキーにしたい!そしてなんと、大人気アニメ「ちいかわ」に出演してほしい!など・・・まさに老若男女に大人気になっていったのです。

発売から四半世紀!知ってるけど知らない「呼び込み君」
<クレーンゲームの景品のぬいぐるみ ちゃんと音も流れます>
発売から四半世紀!知ってるけど知らない「呼び込み君」
<さまざまな「呼び込み君」のグッズ>

いまでは「呼び込み君」宛にファンレターが届くそうですよ。

自分で呼び込んでよく頑張ってくれてます!

大ブレイクした「呼び込み君」について、佐藤さんはこんな気持ちでいるそうです。

群馬電機株式会社自社製品設計部 営業担当 佐藤秀之さん

「不思議でしょうがないんですけど、なんかホントに自分で呼び込んでるんですよね。

メジャーにならない時には、いや気持ち悪いって言う人も結構いたんですよ。何なんだというのが今ここまで出てくるとすごく可愛いって言っていただけるんですけどね。えらい違うな~と(笑)。でもね、だんだん見慣れてきたり、それこそぬいぐるみになったり、だんだん皆様に愛着が生まれてっていうようなところで。

25歳なわけなんですけど、なんか子どもみたいなイメージあったんですけど、もうねえ立派な社会人の歳になりまして、まあ良く頑張ってくれてるんですね。会社の知名度も、我々のこと知って頂ける入口のところでね、みなさん、あ~知ってる知ってると、まあ切り込み隊長的なものになるのでありがたく。

今ですね、呼び込み君、実はリニューアルの方向でちょっと開発中でございます。そうですね、これからもまた進化していくと思います。」

さらなる進化に向けて開発中なんです!本物の方の「呼び込み君」です。

より使いやすく、よりお店の特徴を出せるように、目下、開発の真っ最中。

ちなみに、「呼び込み君」は人感センサーを搭載して、前を通ると音が流れるようにもできます。この特徴を活かして、26年目の今年は、ちょっと今までとは違った活躍も期待されています。(まだ言えませんが。)

新しい「呼び込み君」の活躍、楽しみにしています!

(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』より抜粋)

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