選挙戦が始まり、「消費税」がキーワードになっています。各党の公約もそうでし、SNS上の関心も「消費税」ですね。

消費税はとっても身近な存在ですが、そもそも、消費税が初めての導入されたのは1989年(平成元年)のことでした。時の内閣総理大臣は竹下登さん。平成生まれ以降は消費税が当たり前となっていますが、我々が子どもの頃は消費税なんてものはありませんでした。

そこで今日は消費税3%が導入された当時のことを聞いてきました。

小銭が増えたよね~!

▼「ホント、小さい事なんですけど、表示してある金額と払う金額が違うというのが一番戸惑いましたよね、最初はね。例えば雑貨とか買う時に、あ、3%付くんだ、中途半端な小銭がいる、何円というのが必要になってくるのがすごく不便だなって。」

▼「現金出せば一円玉が返ってくる。だから何十何円で、それがめんどくさいなっていうのはありましたね。小銭が増えてくるから、また小銭をどっかで、使った時に例えば10円玉でも5円玉でも1円玉でも払って軽くする、そんな感じ。」

▼「小銭がめんどくさいだけ。そんなに細かい何十何円なんて出ないじゃないですか、ま、大きくても10円単位でやりとりしてましたけど、5円とか1円とか使わなきゃいけなくて当時は、煩わしいというか一番思い出に残っているのはそんな感じですかね。」

最初は消費税3%でしたから、100円の品物は103円になる計算。5円玉とか1円玉が必要になりましたよね。1989年の1円玉の流通量は307億円と、1年で10.4%増えたそうです。5円玉の流通量も11.6%伸びました。確かに小銭が増えましたよね。

導入前に買っちゃえ!駆け込み需要!

一方で、こんな声もありました。

▼「冷蔵庫を先に買ったかな。導入される前に買ったかな。消費税の3%もったいないでしょ。だから先に買ったと思う、冷蔵庫。早めに。払わないで済むんだったらね、払いたくないからね。」

▼「消費税が導入されるからっていって駆け込みで車とかを買いましたね。今のうちっていうのはありましたね。当時はマークⅡを買ったのかな。車体本体であの当時で200万円くらいしてたんじゃないかな。(その3%)今思えば6万だろって思うけど、その当時は6万はデカかった。」

駆け込み需要です。6万円の差は大きいですよね。金額が大きくなればなるほど、消費税3%分が重くのしかかってきますから、導入前に買っちゃえ!となりますよね~。

払わなくていいなら、払いたくないですもの!

請求書に消費税!違和感があったよね~!

さらに、こういう声もありました。

▼「もうね、ビックリしたよね。本当かなと思って。僕ら建築していたしね、見積もりに消費税書かないかんとか、払う方にはくれないとアカンと怒られたりね。消費税付きで計算したり、僕ら、自分で払うより業務でする時に違和感とかね。若い時だと自分の財布より仕事で扱う金の方が大きいから何百万、何千万だから、扱ってるのがね、これがすごくビックリしましたね。

それでよく、消費税分は値引いといてよとかね、逆に乗せてたりね。ありますよね、テクニックやからね。みんな違和感が、払うのが違和感あった、出すのが。今は当たり前で、段々当たり前になってきたけど、その当時はビックリしましたよね。」

あの当時、相当、違和感があったようです。この方、建築関係だったので、扱う金額が大きい!例えば、5千万円の見積書を作成するとなると、消費税は150万円と書かなくてはなりません。

150万円って何?ということになってしまいますから、値上がりしたようにいかに見せないか、テクニックがあったようですね。

レジに二回並んで節約!?そこまでする??

最後に、こんな声もありました。

▼「高校生だったんですけど、なんかあんまり、ただね、1円玉がうっとしいなというのは思いましたよね。

で、例えば、150円のモノを3%で買うと1円以下は切り捨てだから、150円のを二つ買うより、1個ずつ、買って、レジに2回並んだ方がいいとかね。そんなことにエネルギー使わなあきませんかね?って子供ながらに、1円余分に払うのに、そんなにエネルギー使ってやらんとダメっていうのは幼心に。

それテレビでやってて、それを大の大人が大真面目に1円安くなるとかいう話をテレビを使って大真面目にやっているのをなんか大丈夫?役に立てるためみんなからお金を集めるというか、納めるんだから、それは1円はいいんじゃない?と子供は思ったんだけど大人たちはレジに2回並ぶとか、3回並ぶとか、えぇ~っていうのは思いました。」

そんな感じだったんですね。この方、強烈に覚えていました。

そんなエネルギーを使ってまで1円をケチる必要ありますか?と。当時、消費税導入に関して強い拒否反応があったので、余計、払いたくない!と思った人も多いのでは?

駒田 我々にとって当たり前となった「消費税」。今回の選挙戦の争点になっていますが、
身近な存在であるが故に、しっかりと見極めたいですね。

(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』より抜粋)

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