ゲストは、天気が好きすぎる気象予報士・増田雅昭さん。

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「この10年で日本の春はこんなに変わった!」

日本は確実に高温化しています。全国の年間平均気温が、明治時代の1898年から128年ぶん統計があって、
その気温を高いほうから順に並べると、トップ5がすべてここ10年以内に集中しています。


1位:2024年、2位:2023年、3位:2025年、4位:2020年、5位:2019年
春にしぼっても同様の傾向。1998年だけ高温の春がありましたが、そのほかトップ5のうち4つがここ10年以内です。

25℃以上になる『夏日』の日数を、4月の東京で見ていくと、番組開始前の10年間は4月1か月の平均が0.7日だったのに対し、
この10年間は平均3.9日と5倍以上に増えています。
4月に1日あるかないかだった夏日が、今は週1回のペースであるということですね。
半袖の出番が増えてしまっています。

天気で「春」というのは3月~5月になるのですが、その春というくくりで言うと、ここ10年で一番驚いたのが、2019年。
5月に北海道の佐呂間で39.5℃という、春としての国内最高気温を記録しました。
佐呂間はサロマ湖のある、北海道のオホーツク海側。
寒いイメージがある場所で、春にそんな高温が出たんですね。

桜も平均3日、早くなっている!

さらに、桜の開花・満開日も、東京ではこの10年で平均3日早くなっています。

突然ですが、ここでクイズです!

スーさんが小学校に入学された1980年、東京の桜の満開日はいつだったでしょうか?

正解は「4月8日」!

昭和は4月の開花が普通にありました。入学式の頃に満開になるのが普通でしたよね。
それが、開花も満開もどんどん早まっています。


今のペースだと、単純計算で30年後には今よりさらに9日ほど早まります。
東京の開花は今年が3月19日、これまで最も早い開花が3月14日。
そこから9日ほど早まり、少し早く咲く年があれば、「ひな祭りに桜が咲く」ことも現実味を帯びてきます。

紫外線も、10年で5%増えている!

紫外線は気象庁が観測していて、関東地方では茨城県のつくば市で観測されています。
その紫外線の地上到達量が、10年あたりで約5%ほど増えています。これ、気温上昇のせいではないんです。

Q:何が原因なんですか?

実は「大気汚染の改善で、空気が綺麗になったから」なんです。
空気が綺麗になり、紫外線を反射・カットしていた塵や埃が減ったため、ダイレクトに地上へ届きやすくなりました。
しかも、春の気温が上がって「薄着」になる機会が増えているので、肌の露出が増え、より日焼けしやすくなっている状況です。

突然ですが、ここでクイズです!

10年前、2016年4月に番組がはじまった最初の週の放送、当時から私・増田も出演しておりましたが、
その際のコーナーのテーマが紫外線でした。どんなこと言ったでしょうか?

正解は、「4月の紫外線は9月並み」、
そして「海や川など水辺は水面等からの反射で1.2倍~1.5倍になる」でした。

さすがに覚えてないですよね(笑)
気温が上がってくると、水辺に行く機会も増えるので要注意。


10年前より今はさらに紫外線の影響を受けやすいので気をつけて!

”ひな祭りの日に桜が咲く”30年後にはそんな現象が起こる!?気象予報士解説

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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