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きょう3/24は、北千住の荒川河川敷で行われる「スポーツ鬼ごっこ」の体験会をご紹介しました。
昔ながらの鬼ごっこから生まれたという「スポーツ鬼ごっこ」ですが、「ONIリーグ」という国内リーグも開催されていて、現在トップリーグは全国に6チームあります。
そんなスポーツ鬼ごっこは、2010年に、こどもたちの基礎体力やコミュニケーション能力向上のために生まれたスポーツですが、いまや老若男女に親しまれ、日本の競技人口は51万人に上ります。きょう3/24も会場には、子供から大人まで20人ほどがお集まりになりました。親子同伴ではなく、大人だけで来る方も!いったい「スポーツ鬼ごっこ」とはどんな競技なのか・・・?「東京鬼ごっこクラブ」の宮嶋恵子さんにお話を伺いました。
▼「東京鬼ごっこクラブ」の選手 宮嶋恵子さんと

サッカー日本代表のようなこの鮮やかなブルー!そうです、宮嶋さんはスポーツ鬼ごっこの女子日本代表選手なんです。いまはまだ、世界中には広まっていないため国際試合は開催されていないですが、男子、女子、U-22と代表選手が選抜されています。このお三方、普段は大学で医療福祉ロボットを研究されたり、インド仏教の輪廻を研究されたりと、大変個性豊かなお顔触れ!
▼(左から)スポーツ鬼ごっこ女子日本代表の小田島あやめさん、宮嶋恵子さん、岡村尚美さん

さて、「スポーツ鬼ごっこ」とは・・・
馴染みのある鬼ごっこは、鬼がひとりいてタッチされたらアウトですが、「スポーツ鬼ごっこ」は“ひとり対みんな”ではなく、7対7のチーム戦。鬼ごっこ同様、相手にタッチされたらアウトなんですが、自分の陣地の安全地帯に戻って生き返ることができます。ただし、敵をタッチするときは「両手」で!片手タッチは無効です。
コートはドッジボールに似ていて、20m×30mほどの広さでセンターラインを隔てて自陣・敵陣に分かれます。勝敗を分けるのは「トレジャー」と呼ばれるお宝の数!段ボール製のカラーコーン大の台(ホーム)に乗せられた、円柱形のトレジャーを狙います!前半5分、後半5分の10分間の試合のなかで、相手陣地の「トレジャー」をより多く取ったチームの勝利となります。
▼これさえあれば試合ができます。

とは言っても、一人で敵陣に突入しても、守備陣の硬い守りを突破するのはなかなか難しい・・・。スポーツ鬼ごっこで得点の決め手となるのは、ズバリ「チームワーク」!宮嶋さんの一押しは「くノ一作戦」。オトリになる仲間選手の後ろに隠れて相手陣地へ忍び寄り、守備の近くで二手に分かれて突入!手薄になった隙をつくと得点に繋がります。スポーツ鬼ごっこは、突出した運動神経より連携の上手さで勝敗が決まるんだそうです。宮嶋さん曰く、運動音痴な人でも活躍できる競技というのもスポーツ鬼ごっこの魅力のひとつなんだそうです。
▼これぞ「くノ一作戦」!忍び寄り、陰からトレジャーを狙います。

放送後、改めて女子の試合に参加させていただきました!いざ始まってわかったことは、やはり鬼ごっこといっても決して遊戯ではなく、正真正銘の競技だということ。どれだけ勢いのあるプレーでも、ひとりよがりな動きでは得点には至らず、一方よく声が出ていて、連携が取れているチームほど得点を重ねていました。そして、子供はうまい!脇をスルりと通り抜けられて何度も守備を突破されました。大人が肩で息をする中で、こどもの体力は驚異的でした。
私も何度かトレジャーまでたどり着くものの…相手チームより一歩遅かったり、トレジャーを取った勢いでホームを倒してしまったりと、試合では得点に貢献できませんでした。次第に火がついてしまい、走った勢い余ってでんぐり返ししてしまうほど熱く戦ってしまいました。
▼ホームを3回倒したら相手の得点に…プレーには繊細さも求められます

「スポーツ鬼ごっこ」は運動不足解消にも、本気の趣味を見つけたい方にもオススメです!
▼参加者のみなさん!
