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19日(水)のゲストはダチョウ倶楽部寺門ジモンさん。水曜パーソナリティのDJ松永が、大人グルメの第一歩を踏み出すべく、芸能界の食通、ジモンさんにお話を伺いました。

松永:何歳くらいからグルメに目覚めたんですか?
寺門:小学校。
幸坂:え!

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寺門:小学校から食べ歩きをしてたの。何百件も積み重なったところで、ここが美味しい、と。歴史も時代も変わってきて淘汰されていく中で、「この店はすごいね」って言っていくほうだからさ。

松永:なるほど、じゃあ数が違うんですね。

寺門:牛乳だって、子どもの頃飲むでしょ。で、こっちの牛乳のほうが濃いなとか言って飲むじゃないですか。だからお金の問題じゃないの。

松永:そうか、美味しい店探して行ってみよう!じゃなくて、単純に食べていく中で違いを知る…。

寺門:そう。違う!なんなんだ!?って調べる探究心が子どもの頃からあったの。だから、ちょっとお金できたらラーメン食べに行ったり、とんかつ食べに行ったりしてたけど、変わってたのは小学校のときにお金を貯めて銀座のお寿司を食べに行きました。

幸坂:えーっ!
松永:すげえ!(笑)

寺門:なんで君は小学生なのに来てるんだ?って、まぐろの端っこを切ってくれて安くしてくれたり、説明してもらったりするのが好きで。

松永:一人で?

寺門:当たり前です!だからカウンターで食べるということはどういうことか、礼儀とかを学んでいたから、大人になったらこういうウザい男になるんですよ(笑)
松永:すげえ(笑)

小学生でグルメに目覚める。DJ松永、寺門ジモンから大人グルメ学ぶ

幸坂:でも、小学生の舌って駄菓子とか好きだったりするじゃないですか?

寺門:は?駄菓子は好きですけど、僕は駄菓子を追求しちゃうタイプだったから、普通と違うのかもしれない。母方が松坂だったから、小学校のとき食べてる肉が松坂牛だったんです。松坂牛は何が違うかって、あれは全部メス牛なんです。

松永:そうなんですか?

寺門:メスのほうが高くて甘くて香りがあって美味しいとされてる。だから、東京に出てきて芸人になって食べた牛肉が美味しくなくて。子どもの頃に食べたやつってメス牛だったんだな、ってそこからお肉の旅が始まったんです。

幸坂:すご~い!

寺門:僕はたまたま運が良くて塩味(えんみ)を覚えたのが、広島県の浜焼きっていう鯛を天然塩でふかしたやつなんです。それで子どもの頃に粗塩の、海の美味しさを知っちゃったわけ。そうすると、子供の頃に経験したことで、美味しくない塩に会ったときに、「違うな?」って。今みたいな俺が生まれちゃったの。

松永:たしかに「この違いなんなんだろう?」って知りたくなっちゃいますよね。


小学生でグルメに目覚める。DJ松永、寺門ジモンから大人グルメ学ぶ

松永:ジモンさんと同じ熱量の人っているんですか?

寺門:料理人とかはそうですよ。料理人とか専門分野の方はわかってますね。「食運」っていう言葉があるんだけど、秋元康さんに「ジモン君、君は食運がある」て言われたんだけど、なんで食運があるのかを考えてみたの。それは僕は真摯に食に対して付き合ってきたからなんです。

松永:へ~、なるほど!

小学生でグルメに目覚める。DJ松永、寺門ジモンから大人グルメ学ぶ

寺門:子供の頃に、高くて良いものが美味しいわけじゃないってことを知ったわけ。旬のもの。今だったら山菜とかね、それで雪が深いところに行き着くわけですよ。早い山菜はすぐ出てきて採れるけど、一番最後の山菜は山のてっぺんにある雪解け水ギリギリのやつ。2~3ヶ月、雪の中でグウーっとしててパッと出たやつを食べたほうが苦味が強いっていうのを知っていくわけ。そうなるとラスト山菜っていうのを狙っていく、山菜の旅が始まってしまったりするんです。これはもう30年以上続けてますね。

幸坂:え~!

寺門:ずっとやってる間に、白トリュフ?トリュフとはなんなのか?って。

それでまたイタリアのアルバまで毎年2週間くらい行くんです。
松永:え! 毎年2週間!?

寺門:だから11月は僕、毎年仕事がないです。僕がないっていうことは、ダチョウ倶楽部の仕事もないです。
幸坂:ああ!(笑)

寺門:メンバーは最初は呆れていましたけど、お前がいないほうがやりやすい、とかにもなって…。
松永:複雑…

まだまだ入り口の話…。寺門ジモンさんの食探求話は続くのでした…

◆6月19日放送分より 番組名:「ACTION」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190619153000

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