岩崎諒太×DJ松永によるヒプノシスマイク談義

2019年11月05日(火)18:42

TBSラジオ「ACTION」月～金曜日の15時30分から生放送。水曜パーソナリティはCreepy NutsのDJ松永さん。

10月30日（水）のゲストは声優の岩崎諒太さん！
岩崎さんは音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”で白膠木簓を演じ、この日発売のCD表題曲「あゝオオサカdreamin’night」はCreepy Nutsが制作しています。

松永：ヒプノシスマイクとはそもそもなんですか？

岩崎：武力による戦争が排除された世界のお話です。武力ではなく、ヒプノシスマイクというマイクを使ってラップをして、それが精神干渉を起こすんですね。武力でなくラップのワードで戦っていくお話ですね。

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松永：そもそもヒップホップの成り立ちってそうですからね。MCバトルってもともとギャングの抗争からですから。血が流れる争いをやめるためにラップバトルを始めたのがフリースタイルバトルの成り立ち。その文脈も則っているんですね。ヒプノシスマイクはチームみたいなものがあるんですか？

岩崎：最初に4チームあったんです。3人のチームが4つ。チームのことを「ディビジョン」って呼ぶんですね。池袋、横浜、新宿、渋谷の4拠点が争っていました。

そこに今回、新たに大阪と名古屋が追加されました。

松永：関東以外が今回初めてなんですね。ヒプノシスマイクが始まったのはいつですか？

岩崎：2017年の9月です。

松永：2年でこんなに人気になるの、怖くないですか？（笑）

岩崎：もうバズり方が急激すぎて半端ないです（笑）

松永：来年3月にはメットライフドーム2daysですから…凄まじい…。アニメが放送されていたみたいな原作がもともとあるわけじゃないんですよね？

岩崎：そうですね。CDの中にドラマトラックがありまして、そこでストーリー展開されているのが基本的なもの。

松永：女性人気がすごいですよね。それはなぜなんですか？

岩崎：声優とラップ、あと魅力的なキャラクター。それと想像できる余地があるところですかね。設定がふわっとしたところもあるので、そこが想像できるのが女性的にいいのかなと。

松永：なるほど。細かくディティールを決め込まないで、皆様の想像で補完してくださいというのがいいんですね。

チーム毎での争いとかあると、文脈とか関係性とかも大事になってくるから、そういうのも女性が好きな理由になってきそうですね。

岩崎：そうですね。そこも各ディビジョンやキャラクターでまだ明かされていない過去の因縁とかもあったりしますね。

松永：なるほど。そこは実際のMCバトルと近いものがありますね。誰と誰が仲が悪くて、そこは因縁があって、あそこは同じクルーだけどバトルで戦ってみたいな。

松永：岩崎さんはオオサカディビジョンのリーダーなんですね。すごい！

岩崎：ありがとうございます！

松永：岩崎さんはどついたる本舗の中で白膠木簓というキャラクターを演じてますが、今日はどついたる本舗がCDデビューということで。その表題曲「あゝオオサカdreamin’night」という曲を我々Creepy Nutsが作りました、ありがとうございます！！

岩崎：ありがとうございます！！

松永：我々がトラックとラップを作り、Rさんがデモで歌ったものを送らせてもらい、みなさんが録音したわけでございますが、どうでしたか？我々の作った曲は…？

岩崎：一言で言うと、最高です！！ザ・大阪でありながら、お洒落でかっこいいです！

松永：岩崎さんは歌う順でいうと、一番最初ですね。ラップしてみてどうでしたか？

岩崎：やっぱり難しかったですね。高校のころはSOUL'd OUTさんが好きで、カラオケで歌いたくて必死に練習してました。

松永：うちの相方のR−指定がSOUL'd OUT信者で。

ちょっと話に花咲きそうですね（笑）Diggy-MO'さんってめちゃくちゃラップ上手じゃないですか。その下地があるんですかね、音源聞いてびっくりしたんですよ。岩崎さん含めお三方ラップがめちゃくちゃ上手いですね。

岩崎：ありがとうございます！

松永：R−指定の書くラップって、そもそも舌が回らないとダメじゃないですか。Creepy Nutsの曲をカラオケで歌っている人の動画をいくつか見たことありますが、ちゃんと歌いこなせてる人って本当に少ないんですよ。で、今回の曲を聴いて、「うまっ！」と思って。と同時に、この人たちが自分たちで作詞を始めたら仕事を取られる怖さを思いました（笑）R−指定も絶賛していて。俺らディレクションに入ったわけじゃないんですね。デモを投げただけで。でもそれだけで歌ってほしい要点を全部押さえてくださって。