日本の女性を取り巻く環境はここ30年ほどで大きく変化し、多くの女性が性別にとらわれずに自分らしく生きることができる社会になりつつあります。しかし、それでも日本は、男女平等ランキング=ジェンダー・ギャップ指数で、149か国中110位。

まだまだ多くの課題が残っています。

11月3日(日)にTBSラジオで放送された、特別番組『LUX presents~女性の輝きに、限界なんてない~藤田ニコルと働く女性50人』。「女性がより自分らしく輝くためには?」をテーマに、職場も職種もさまざまな「働く女性」たちと一緒に、公開収録で意見交換! 一体どんなトークが繰り広げられたのでしょうか?

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番組のメインパーソナリティは、「自分らしく輝いている女性」のお手本のような存在! モデルの藤田ニコルさん。

さらに、働く女性の現状と希望を知り尽くす、転職エージェントで人材コンサルタントの森本千賀子さんがゲストで登場!

そして、現在1歳のお子さんを育てながらフリーアナウンサーとして活動する、吉田明世さんが進行をつとめました。

働く女性50人に聞いた、「仕事の悩み」

早速、会場にいる、食品メーカーにお勤めの「よここ」さんからは、こんなお悩みが。

「自分の仕事と部下の指導、偏りなくやりたいがバランスが難しいです。」

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吉田:ニコルさんは、後輩のお世話をした経験はありますか?

ニコル:Popteen(ポップティーン)のモデルをしてた頃は後輩がたくさんいたけど、ライバルと思っちゃっていて、あまり優しくできなかったので後悔してます。

今は仲良くできるようになったんですけどね。それは、やっと自分に余裕が持てたからだと思うんです。だから、ちゃんと後輩に目を向けられるよここさんはえらいな、と思います。

森本:「自分の応援団を増やそうと思ったら、自分が応援団になってあげる」。今はもどかしいかもしれないけど、よここさんが応援団をしている後輩が、いつかよここさんの応援団になってくれるはず。私も昔、後輩のフォローをたくさんした結果、今はたくさん支えてもらっています。

ニコル:私も雑誌のモデル時代、先輩にたくさんマナーを教えてもらったので、それをちゃんと後輩に繋げていきたいと思っています。

森本:人に伝えることは、結果的に自分の学びになるから、よここさんも成長しているはずですよ。

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そのほかにも、「職場に苦手な人がいる」といったお悩みに対して、ニコルさんや、参加者のみなさんの解決策について語られました。

これってちょっとヘンかも?「女性が感じる職場の違和感」!

会場の参加者からは、「女性ということで、庶務的なことを当たり前のように頼まれる」「職場で男性はスニーカーなどを履いているのに、女性は『絶対パンプス』という暗黙のルールがある」などの事例が。

そして、広告代理店にお勤めの「えーりん」さんからは、こんなお悩みが。

「新人時代のことです。

はじめてのテレアポ(いわゆるセールスの電話)で、連続してアポイントが取れたとき、男性の先輩から「女性だからだよ~」と言われました。一般的には、女性のほうが成功率が高いらしいのですが、私自身ではなく、性別で褒められて、複雑な気持ちでした。」
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ニコル:そんなこと、普通にさらっと言ってくるのか……。言われてどう思った?

えーりん:入社してすぐのことだったので、「頑張ったね」とか「もっと頑張れよ!」など、激励をもらえるかと思ったら、「そんなの俺でもできるよ」って……。何の気なしに言ったみたいですが、「(私が)女性だからなのかな」って、違和感があって。

森本:私も営業をやっていたのでよくわかるのですが、なんとなく女性のほうがソフトな喋り口だったりするので、テレアポの成功確率は高いんですよね。でも、それはむしろ自分の武器として、「自分のいいところ」として先輩に言っちゃってもいいんじゃないかな。


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さらに、森本さんからは、実際の会社で行われている、上司と部下のコミュニケーション方法も。

働く女性が「自分らしく輝く!」には?

ニコルさんが「自分らしく輝く」ために今努力していること、心がけていることを尋ねてみると、そのひとつとして「SNSに向き合う」という答えが。

ニコル:SNSはファンと一番繋がれる場所だから大好きです! 今使えるSNSは、何でも使いたいと思っています。自分も発信するのが好きなんだなって思うし。

Twitterのフォロワー250万人以上、instagramのフォロワー300万人以上という、SNSでも大人気のニコルさんらしい回答です。

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ここまでは、今現在、みなさんが頑張っていることや、悩んでいることなどを聞いてきましたが、悩んでいるときに音楽が元気をくれることもありますよね。
番組では、参加者のみなさんが元気になりたいときに聴く「パワーソング」をご紹介。そして、ニコルさんにも「パワーソング」を1曲セレクトしていただきました。

最後のトークテーマは、みなさんの未来のお話。ずばり……

「みんなの夢、教えて!」

「3年以内に東京で就職したい」「資格をとって専門職に就きたい」「地域の「デザイン御用聞き」としてお店のチラシやメニュー、ホームページまで任される存在になりたい」など、さまざまな「夢」が続々と紹介されました。

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吉田:ニコルさんは「夢を声に出していく」という印象がありますが、これには理由があるんですか?

ニコル:言わないと誰にも気づいてもらえないかもしれない。でも、夢を知ってもらえたら、誰かが手伝ってくれるかもしれませんよね。

あとは、自分にプレッシャーをかける意味もあります。

森本:夢を言葉にするのって、脳科学的にもいいことなんですよ。目で見たり、口で言ったり、耳で聞くなど、たくさんの感覚を使うことで、その意識が脳に刷り込まれるそうです。

吉田:ニコルさんは、今まで「言ったこと」で叶ったことはありますか?

ニコル:全部です!

その回答には、会場からは「おお!!」といった声が。ほかにも、夢を叶えるコツをニコルさんに聞いてみると…

「夢を叶えるコツは・・・」藤田ニコルと50人の働く女性が考える、女性がより自分らしく輝く方法とは?

ニコル:期限を決めることも大事ですね。あとは、「やりたいことリスト」や「夢リスト」を携帯にメモしています。これ、初めて言ったけど…(笑)。

吉田:目の前のことに追われていると、つい自分が本当にやりたいことって忘れてしまいがちなので、何かに書きとめておくのは良さそうですね。

ニコル:小さいことでも書いていって、叶ったら消していく。達成感!

このほかにも、参加者のみなさんのお悩みや、思っていることなどが続々と飛び出した「LUX presents~女性の輝きに、限界なんてない~藤田ニコルと働く女性50人」。さまざまな悩みを抱えながらも、自分が輝くために日々努力をしている女性たちが集まる空間には、エネルギッシュなパワーが満ち溢れていました!

◆11月3日放送分より 番組名:「LUX presents ~女性の輝きに、限界なんてない~藤田ニコルと働く女性50人」
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