今や様々な分野で活躍するAIですが、最近は、住宅業界、夢のマイホーム購入でも活用が広がっているので取材しました。8月4日(水)TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」の「現場にアタック」のコーナーで、竹内紫麻が取材報告しました。
まずはじめは、設計の段階で大きな役割を果たしてくれるITツール「ALTA‐Revolution」について。株式会社コンピューターシステム研究所の上野建さんのお話しです。

手書きの間取り図が3Dに!?

株式会社コンピューターシステム研究所の上野建さん「手書きの用紙に住宅の平面図を書いていただいて、それをスマートフォンで撮影していただくと、AI認識をして、3Dで、瞬時にパソコンの中に住宅が立ち上がるという形になってます。やっぱり住宅産業はなかなかブラックボックスで建ててみないとわからないって世界だったんですけどとにかく建てる前にですね、パソコンの中に仮想で住宅を建てるっていうことをコンセプトにしてる商品ですので、これはプロの建築会社さんもそうですけど、家をこれから建てようとする施主の方でも非常に評判をいただいております。」こんな部屋がいいなと手書きすると、目の前に部屋が立ち上がる!これは、専用のアプリをスマートフォンにダウンロードし、そのアプリで、手書きの間取り図を読み取ると、AIが画像認識を行い、たったの15秒程度で自動で3Dの部屋をパソコン上に表示してくれる優れもの!更にすごいのが、これをVRで見ることも出来るんです。手書きで間取り図を書いただけで、パソコンの中にあっという間に住宅が3Dで出来て、そしてVRで、まるで住宅展示場のように、その中に入り込んで、床材の変更やキッチンの内容の変更などを目の前で確認することが出来ます。▼ALTA Revolutionの公式サイトから
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ALTA Revolutionは、実際に建ててみないと分からないという施主の不安も取り除くことが出来る画期的なツールになっています。こうした住宅関連で活躍するAIは設計だけでなく、建てる際の施工管理や、バーチャル住宅展示場など様々広がっていますが、売る際の最終段階、住宅ローンの提案でもAIが活躍していました。iYell株式会社・取締役、小林紀雄さんのお話しです。

AIが住宅ローンの提案!?

iYell株式会社・取締役、小林紀雄さん「いえーるダンドリ」は、スマートフォンアプリにご自身の情報を入れて頂きますと、数千ある住宅ローン商品の中から自分に合った最適な住宅ローンを選ぶことができるサービスです。住宅ローン審査をするのって、すごく何か書類がものすごいたくさんあって、多いときだともう100枚越すぐらいの書類が必要になるケースがあるんですね。そういったときに、専用のオペレーターからですね、お客様の優先事項などをチャットでヒヤリングさせていただいて、最適な商品を3商品、ご提案をするといった、オンライン上で手続きが進んでいくっていうことができますね。」一番安いものにするために、数ある住宅ローンを比較して審査を受けるとなると、とても大変・・・そこで出てきたのが「いえーるダンドリ」で、データを入れると、専門知識のあるオペレーターがAIを使っておすすめのローンを探してくれる。なぜ、利用者が直接AIを利用するのではなく、オペレーターが間に入るかというと、審査の複雑さがあるから。例えば転職したての人が収入を記入する場合、銀行によっては、すでに出ている源泉徴収票の分だけ記入するケースもあれば、それを12ヶ月分に換算して記入するケースもあるので、自分の収入を正しく入れることすら難しい。そこでアドバイスするオペレーターがいることで、正しくAIが活用できる。
実際、自分で記入したら審査に通らず、「いえーるダンドリ」を使ったら通ったケースもあるということでした。▼iYell株式会社の小林紀雄さんに伺いました!
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ではこのサービスの利用料はどうかというと、このサービスは、住宅を売る住宅会社が導入し、住宅ローンを説明するときに、購入者に使っってもらう仕組み。ですので、サービスの利用料は、住宅購入者ではなく、住宅会社が負担します。なぜ、こうした形になっているのか?小林さんのお話です。

住宅会社のメリット大

iYELL株式会社・取締役、小林紀雄さん「まだ3年ほどなんですが、既に2500社を超える住宅会社さんに使って頂いていて、1社当たり平均月額10万円の金額でご利用頂いております。最近だとネット銀行も増えてきていて、住宅を購入する方がかなり住宅ローンを調べているというケースも多くなっていて、お客様のニーズに応えられなくなってきているというのが、住宅会社さんの話の中にあった。その中で住宅ローンに詳しい人間を雇うとなると、今やはり月々人件費で考えても30万40万円かかってくるところが、住宅ローンに詳しい人間であったり、そういうノウハウを月額10万円で手にすることができるってのは、かなりご好評いただいている金額にはなっている。」昔は建設会社の提携ローンで済ませるケースも多かったのですが、今は、ネット銀行などローンも多様になっていて、購入者は色々調べてくる。一方、住宅会社は住宅のプロですが、金融のプロではない。そこで専門の人を雇うよりは低価格でいえーるダンドリのようなシステムを導入する方が安くて便利。このサービスの広がりの背景にはそんな事情があるようです。住宅ローンを検討する側としては、便利になりましたね!取材:セントフォース 竹内紫麻
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