TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!(8月10日放送) 以前の放送で、「私なりの健康法」を募集したところ、「クエン酸」が入っている、「梅ソーダ」や「しそジュース」を飲んでいるというメールをたくさんいただきました。それを受けて、「ドラッグストアに売っているクエン酸が気になる」とスーさん。
ということで、今回、クエン酸のボトルを購入してみました。
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粉末のクエン酸100グラム入りで、税込み598円。ドラッグストアで購入。パッケージをみると・・・
「クエン酸を摂取すると疲れがとれる」って本当?栄養士に聞いてみた
しそジュースの作り方が書いてある!そんな「クエン酸」。「クエン酸って何?」「クエン酸を料理に使ったことない」という方もいるのではないでしょうか。そもそもクエン酸とはなんなのか、栄養士で日本獣医生命科学大学・客員教授の佐藤秀美さんに伺いました。「レモンを食べて酸っぱいと感じる酸味の元の物質がクエン酸で、お酢に入っている酢酸のような有機酸の仲間。さわやかな酸味が特徴です。酸っぱい味をビタミンCと思っている方もいますが、ビタミンCは酸っぱくなく、酸っぱさはクエン酸によるものが多いんです。ドラッグストアに売っている白い粉末は、果物に入っている成分だけを取りだしものです。食品の酸味のレベルを調整するために使われています。」(佐藤秀美さん)よく「摂取すると疲れがとれる」と言われますが、本当に疲れがとれるのでしょうか?「体の中でエネルギーを作り出す「クエン酸回路」というものあり、その最初の出発点がクエン酸。疲れ=エネルギー不足なことが多いので、クエン酸をとると疲れがとれるは正しいです。」(佐藤秀美さん)

そんなクエン酸をしっかりとれる「しそジュース」を作ってみました

【材料】■赤しそ 100グラムほど■水 1リットル■砂糖 70グラム~100グラム■クエン酸 小さじ1杯【作り方】■大きめのボウルなどに水を張り、赤しそについている土などを洗い落とします。
■大きめの鍋に1リットルの水を入れて沸騰させ、赤しそを5分ほど煮出します。■火を止め、赤しそを取り出し、砂糖を加えてまぜます。■あら熱がとれたら、クエン酸を投入。→ここがポイント!それまで黒っぽかった煮だし汁が赤く染まります!■冷蔵庫などで冷やし、氷を入れて召し上がれ。
「クエン酸を摂取すると疲れがとれる」って本当?栄養士に聞いてみた
「きれいなルビー色で目にも涼しいですね!こんな簡単でこんな美味しいね!さわやか!」(スー)そんな「しそジュース」なんですが、ひとつ残念なお知らせが。赤しそが市場に出回るのが、梅干しを漬ける時期で、5月下旬~8月初旬。いまの時期にはあまり手軽には手に入らないので、もし手に入ったら作ってみて下さい。
「クエン酸を摂取すると疲れがとれる」って本当?栄養士に聞いてみた
でも「赤しそ」がなくても、クエン酸入りドリンクを飲みたい!ということで、佐藤秀美さんに、暑さ&疲れ対策の超お手軽クエン酸 ドリンクを教えていただきました。■市販の野菜ジュース 100ml■水 100ml■クエン酸を小さじ半分これをかき混ぜると熱中症対策ドリンク完成!
「クエン酸を摂取すると疲れがとれる」って本当?栄養士に聞いてみた
「熱中症対策の環境省が出している経口補水液の塩分濃度に近くなり、塩分と一緒にとることで、体内への水分が補給されやすくなるんです。さらに、野菜ジュースに入っている、糖とビタミンB群がクエン酸と合わせることで、疲れがとれやすくなります。」(佐藤秀美さん)
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