TBSラジオ「ACTION」。月曜日パーソナリティは、宮藤官九郎さん!
ゲストコーナーは「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど…」と題して、さまざまな方の愚痴を聞いていきます!
今回は、美容師の皆さんに来ていただきました。
美容師のアシスタント・としさん、美容師歴14年・まいこさん、美容師歴23年・ひろさんの3名にお話を伺います!
とし:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、拘束時間の割に給料が低いんですよ…。
宮藤:ああ~、なんとかしてあげたい!
幸坂:拘束時間ってどのくらいなんですか?
とし:僕の場合は、朝8時30分くらいにお店に来て、帰る時間は終電とかなので12時前くらいです。
幸坂:ええ!長い!
宮藤:ちょっと待って、営業って何時までですか?
とし:平日だと11時~夜9時までです。
幸坂:アシスタントだからですか?
とし:鍵開けとかはアシスタントなんですけど、朝と夜の練習も含めてお店にいる時間がそのくらいになりますね。
宮藤:なんか学生の時にやってたラーメン屋のバイトの方がもらってたって?
とし:手取りで言えばそうですね。
幸坂:前に来ていただいた美容師の田原(1:08:00)さんによりますと、美容師の年収は約240万円!
宮藤:どうですか皆さん。それより上か下か!(笑)
まいこ:売れれば…!

幸坂:指名されたりどんなにたくさんの顧客を持っていても、雇われていたら売り上げの20%~30%しか本人には入ってこない。年数を重ねれば400万くらいはもらえるそうですが、それでも少ないという情報をいただきました。
宮藤:大変だ…。
幸坂:続いて、ひろさんの愚痴をお願いします。
ひろ:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、最近美容師って本当に人気がないんです。
宮藤:え?そうですか?!
ひろ:はい。
幸坂:昔はそうではなかったんですね?

ひろ:昔も辞めていく人は多かったんですけどね、その速度が上がっていってるというか、むしろ入ってこないぐらいの感じですね。
宮藤:それはやっぱり給料が安かったりとか、思ったよりハードだったりするってことですよね。それが一般的になりつつある。だから、もう一回美容師のドラマやればいいんじゃないですか?!
ひろ:本当に、お願いします…(笑)
幸坂:美容学校の卒業生1人につき10社からオファーがくる状況ということです!
宮藤:ええ?!本当に少ないんだ。
まいこ:美容室ってコンビニよりも多いので…。
宮藤:たしかに!俺もそうだけど、どこもやってなくて仕方なく1000円カットみたいなところで切ったらやっぱり違うんだなって実感するんです。やっぱ美容院ってそれなりにお金払うから良いんだなって。

幸坂:わかる!!実感した方がいいですよね!私も前髪ジャイアンみたいにギザギザにされたことあります。ショックでした!
一同:アハハ(笑)
幸坂:まいこさんの愚痴で、ネット集客の時代でカット2000円など、どんどん安くしてるお店が出てきて困ってるということですが。
まいこ:インターネットでの予約がすごく増えたので、価格競争というか、売りが値段なところがすごく多くなった。本当はこのくらいの値段で切りたいのに、最初は2000円くらいで安くやらなきゃいけなかったり。
幸坂:そうなんですね…。
宮藤:若い美容師たちに何か言いたいことありますか?
ひろ:思ってたのと違うありきで来てほしいですね。
宮藤:なるほど。としさんは思いました?
とし:思いましたね。外から見てるとキラキラしてる仕事だと思うんですけど、入ってみると結構な肉体労働とか体育会系で上下関係厳しかったりとかしますね。
華やかなイメージだけで途中で辞めてしまう人が多い美容師。この後は、その改善点についてもお話しいただきました。
◆radikoのタイムフリー
◆1月20日放送分より 番組名:「ACTION」